日比谷公会堂リニューアル前ファイナルイベント企画
〜ショスタコーヴィチ第9番・第15番演奏会

2016.02.13
日比谷公会堂
午後 3時開演(午後 2時開場)

ショスタコーヴィチ : 交響曲 第9番・第15番

新日本フィルハーモニー交響楽団

◆要葉書申込・2015/12/25(金)消印有効
http://hibiya-kokaido.com/final_concert.html

チケット: 500組1000名を無料ご招待

【道義より】

昨日と今日、旧日比谷公会堂での最後のオーケストラコンサートがあった。というより、コンサートを作った。
この日本の中心と言われてもいい場所にあるホールがどのように美しく、これまでの記憶をちりばめたまま残されるか皆で見守ろうではないか。
ホールの歴史などはそれぞれの場で話され、書き残されてきたから此処であえて書かない。戦争というものがほとんどすべての東京の建物を焼き払っていたころでさえ、ここではレニングラード900日封鎖の頃と同じように、オーケストラのコンサートが止まらずに行われていたという事実は、たとえそれが御国が平静を装わせようという政策であったという輩がいたとしても、それはそれそれを行う人間がいて、聴く人間がいたのだ。
昨日初めてお会いすることが出来た大島さんという90をとうに超えられた音楽ファンの方の話では
「昭和20年3月10日に、明日をもしれぬ身に、すがる思いで聴きに行った日響定期は、その日の未明に米軍が行った残虐な焼夷弾爆撃の後であったにもかかわらず、日比谷公会堂で行われていた。客は100人に満たなかったし、楽団も多くの奏者が欠けた状態であったにもかかわらず、その日のメインプログラムはなんと≪火の鳥≫であった」
と云うことでした。戦争とは絵空事でなくなるとこのようになっていくものか。

8年前に行ったショスタコーヴィチ全曲演奏会の記録として出そうと思っていたライブでの全集だが、
どうしても出すことをはばかる出来のものがあったので喉に骨が刺さったような気分でいたが
これで晴れて全集を出せることになった。
もっともこれから編集なども山積しているので出せるまでには時間がかかるが。
2月13日は素晴らしい天気にも恵まれ、心はすっきり、でも身も心もへとへと。
でもこのプロジェクトは本当に皆さんのお世話になった。
練習に顔を出してくださり激励してくださった湯川礼子さん、
コンサートを聴いてくださった夢の中の妻、黒柳徹子さん、
素敵なお花を頂いたオノヨーコさん、真に日比谷公会堂の未来を担う80周年記念実行委員の方々の面々と、
日比谷公園の未来を都民のために深く考えていらっしゃる方々、
何より沢山の応募をして日比谷とクラシック音楽のかかわりを感じてくださった都民に方達、
そして、
僕の側からもう一度声をかけた旧ショスタコーヴィッチ協会の人達、
80周年記念にアンケートを書いてくださった方達
新しいタコファンの人達、
家族友人知人愛人恋人、名前の出せない変人、戦ったり学んだりしてきた先輩達、
日本の代表的オーケストラのメンバー達、
ショスタコに詳しい荒井英治さん、そしてチェムンスクさん、
長く録音を続けてくれた桜井さん、
以前から僕を鼓舞して、作品の中から多くの鍵になる発見してくれたロシア文学者一柳富美子、
ペテルブルグでいろいろ教えてくれた、若い頃のショスタコヴィッチの友人だったソレルチンスキーの息子は僕と寝台車で多くのロシアのオーケストラへの旅を共にしてくれた。
群響胡桃全体をピンクにいるチェリスト、グルチンさんはサンクトペテルブルグと僕を結び付けなおしてくれ、素晴らしいお父さんは忘れられない。またかの地で会った山田さんや、藤盛さん夫妻とは今も強い結びつきを感じている。
音楽事務所カジモトの名マネージャー小倉慎司、これらすべての元となった8年前の全曲演奏会時に資金集めに奔走してくれた佐藤、荒井、岡本、竹中工務店の山下順弘氏。公会堂と僕を結びつけてくれた大友直人君。
新しい方向性を模索している題名のない音楽会の鬼久保さん、五嶋龍君、何より館長の菊本さん。
考えてみれば
ショスタコーヴィチを習ったわけではないけれど、声をかけても来ることが叶わなかった故人となった愛する先生達、=斉藤秀雄、益田隆、服部智恵子、島田宏、山岡優子、金澤希伊子、三善晃,クラウディオアッバード、セルジュチェリビダケ、マリアジュリーニ、カルロゼッキ、アルベルトゼッダ、フォンカラヤン、
元々90年代にどうにも響かない旧京都会館を何とか音で破裂させようとして突き進んだショスタコの7番など、定期演奏会を毎回テレビ放送したKBS京都の朋友池田和生・・・・・・・
ああああ、数えきれない。書ききれない。もうやめる。


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