第67回マントン音楽祭(フランス)

2016.08.02
サン・ミシェル教会広場
午後 9時30分開演

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メンデルスゾーン : 交響曲 第4番 イ長調「イタリア」Op.90
モーツァルト : ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466/ヤン・リシエツキ[Pf]

マントン音楽祭ウェブサイト

主催 マントン観光局
助成 平成28年度文化庁国際芸術交流支援事業文化庁

チケット: 1Série€52- 2Série€40- 3Série€30- 4Série€15-
演奏会お問い合わせ先: マントン観光局(フランス) TEL: +33.(0)4.92.41.76.95

【道義より】

フランスでしか考えもつかない素敵な環境でのコンサート。
左を見れば海越しにイタリアが見える
ジャンコクトーも書き残している教会の広場でのフェスティバルはもう67回目!
今回はお客さんも立ち見が見えるほど、たくさんで、初めての東洋からのオーケストラを呼ぶことに賭けた主催者
(ピーターエマヌエル)の勇気への答えは、演奏が始まる前にすでに満たされていた。
コリオランは5分で終わる。晴れていたが夜9時からのコンサートはフレンチリヴィエラの湿気を感じる日であった。
ピアノソリストはヤン・リシェスキ21歳。無理のない素直なモーツアルトニ短調。
この曲を振るとき常に思い出すのが僕が24歳の時、モーツアルテウムでの多分相思相愛だった
若きアルゲリッチとアバードのデーモニッシュな名演。演奏というのはその時の演奏者の心を必ず映し出される。
今回はヘロヘロなジジイの若い素直なピアニストへの憧憬だったか??ひひひ。ビスコンティーかい!
後半は文字通りイタリアを目の前にしての若きメンデルスゾーンの(彼は23歳だったか?)サルタレルロ。
僕も23歳の時初めてミラノから指揮者人生を始めたとき、100キロほど離れたアラッシオにコンクールの後
1週間過ごしたことを昨日のように思い出したのだった。
あの時突然電話で「俺はマルコス・ミツネという名だ。お前ロンドンシンフォニーと録音しないか?」という
ぶっ飛ぶような(大風呂敷!と後で知るが)内容の電話をしてきたユダヤ人の僕の初めてのマネージャーは、
とっくにこの世にいない。

ところで確かに今回はセキュリティーが厳しくなっていた。
ヨーロッパは植民地からと、キリスト教という一神教から出た軋轢へのリベンジを激しく受けていると感じる。
さすがにマントンには中国人観光客はいなかったが、パリに日本人は少なく、インド、バングラディシュ、
中国と巨大人口を抱えた国から怒涛の如く人が来ていた。
フランス人はみんなバカンスで、日常的な町は空っぽ。巨大なディズニーランドの様相・・・・。
その分アートフェスティバルは人々の希望を感じさせる場として元気でいられるのだろう。
音楽、特にオーケストラは何かが少しでも世の中のバランスが崩れると演奏が難しい。しかし人々が寄り集まって
美しい=脆いもの、を守ろうとすること、それこそが文化であろう。


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