日本フィル 第97回 さいたま定期演奏会

2016.09.23
ソニックシティ 大ホール
午後 7時開演

160923.jpg

ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》

井上道義によるプレトーク 18:30~18:40

チケット: S席5500円 A席4500円 B席3500円 Ys席(19歳以下)2000円
演奏会お問い合わせ先: ソニックシティホール TEL: 048-647-7722

【道義より】

小学校のころ、成城学園初等科の冬の学校で毎冬大宮駅を経由して、湯沢に行った記憶と今の大宮駅周辺の変化は、
考えれば考えるほど時の広がりと、それから僕自身が通ってきた世界の広がりとに、思いを新たにした。
多分ドバイとか、上海とかの住民は僕の感じる十倍百倍の驚きを感じているのだろうが・・・。

ベートーベンが40歳のころのウィーンと、今のウィーンの変化との差を考えると、違いはどこから来るのだろう?
しかし、ちょっと考えれば、ベートーベンでさえBonnという田舎町で育ったころの記憶が心の土壌に会ったからこそ
田園交響曲を書いた、ウィーンでの田園風景に感動しあの曲を生んだだろう。
歴史的名曲、第5番の交響曲を書くと,すぐ後に、というか彼の横に6番があったのだ。
そして5番と比較して6番は何と愛らしく人間的なことか。
それは武満徹がノベンバーステップス1番を北軽井沢で書いたその脇にあったのが、グリーンすなわち
ノベンバーステップス2番だッたことに似ている。
僕の田園風景の元はその大宮を通って行った軽井沢から家族と北軽軽便電鉄でお訪れた北軽井沢の
コスモスの花一杯の匂い立ち蜂や鳥が舞い踊る景色だ。
今確かに地球上のあらゆる田園に訪れても、あの初めての経験に勝るものはない。
昨日、一杯のお客さんにプレトークで質問したら、ホントかウソか誰一人田園や5番を始めて聞く人がいなかった。
僕は、初めて演奏する気持ちで、初めて聞くお客さんに届けたい一心で指揮をしたが、多分すべてのお客さんにも、
まるで初めて見た時の田園の記憶が甦ってくれたと信じたい。
小さな、アンサンブル金沢サイズの田園も大きなソニックシティーであっても音楽として激しく力強く立ち昇り、
5番はそれこそ一期一会イチゴイチエを目指す作品の方向に寄り添ったはずだ。
時は二度と帰らないことを心に刻む事が出来た事を夢描いている。





OVCL00627.jpg

ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」
ショスタコーヴィチの魂が疾走する! 井上道義の才気が炸裂する!これぞショスタコーヴィチの真髄!

Schedule

1冊でわかるポケット教養シリーズ 指揮者の世界
第2章は井上道義の特別インタビュー「僕が指揮者になって、今も続けている理由」

古都のオーケストラ、世界へ!
──「オーケストラ・アンサンブル金沢」がひらく地方文化の未来

井上推薦! 「オーケストラ・アンサンブル金沢のメンバーの持つ諸外国と日本の文化、そして個性のぶつかり合い──。互いを信じ合えたとき、本番は常に輝き、愛の表現と化す。」

OVCL00627.jpg

ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」

大阪フィルハーモニー交響楽団

61iTh9qI5UL.jpg

伊福部昭×井上道義 2016熱狂ライヴ「協奏四題」

井上道義 指揮 東京交響楽団 ...

71y585U50+L._SL1417_.jpg

ショスタコーヴィチ:交響曲 第7番 「レニングラード」

大阪フィルハーモニー交響楽団

ovcl_00563_h1_l.jpg

チャイコフスキー:交響曲第4番
ショスタコーヴィチ:ロシアとキルギスの主題による序曲

大阪フィルハーモニー交響楽団