OEK 第387回定期公演マイスターシリーズ

2017.03.11
石川県 : 石川県立音楽堂 コンサートホール
午後 2時開演(午後 1時15分開場)

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バルトーク : ヴィオラ協奏曲 Sz.120/BB128/ダニイル・グリシン[Va]
モーツァルト : レクイエム ニ短調 K. 626(バイヤー版)

森麻季[Sop]
福原寿美枝[Alt]
笛田博昭[Ten]
ジョン・ハオ[Bs]
オーケストラ・アンサンブル金沢合唱団
オーケストラ・アンサンブル金沢

チケット: SS¥6,000- S¥5,000- A¥4,000- B¥3,000- スターライト¥1,000-
※25才以下当日券50%OFF(要証明書類)
演奏会お問い合わせ先: 石川県立音楽堂チケットボックス 076-232-8632

【道義より】

身体と音楽の関係は、あまりにダイレクトで情け容赦がない。
ダニールグリシンというクレメラータバルチカ(ギドンクレーメルの)出身、ロシア生まれの
ヴィオラ奏者は、誰がなんと言おうと世界一のヴィオラ奏者だ。何がその理由かというのは簡単、
【音量】だ。
金沢の定期公演が有名曲でもないこのバルトークの遺作のコンチェルトで
(それは切ったり貼ったりして弟子によって作られた満身創痍の作品でもある)これだけ
湧いたのは、もちろん音量だけではなく、自由なアコーギクによる音楽性もあるだろう、しかしそういう事は
絶対化できないから。
今月22日には東京中のヴィオラ奏者はオペラシティーに集まるべきだろう。
歌い手が本格的な欧米オペラ歌手に相対した時のように打ちひしがれ、絶望し、
しかし愛する歌のために自分の生きる道を見つける旅に出る出発点にするために。

それは僕自身がチェリビダケ、アバド、バレンボイム、バーンスタイン(カラヤンはちょっと違うのだ)
等のとんでもない大きな才能の器に入ったプロの存在を目の当たりにしたときそうだったから。
意地悪に言っているのではない。

モーツアルトのレクイエムは、当然ながらラクリモーサで作曲を終えている。
だからこそ、演奏はともすれば、下向きの、又はあまりに早い死という現実を目の当たりにして、
身動きできなくなった人ような演奏が良く見受けられる。今回それを超えるように心して指揮をした。

素晴しいソリスト久々に出た足を怪我しながら振った小松第九で初めて聞いてからのテノール笛田さんや、
愛するジョンハオ、福原寿美枝さん、みな素晴らしかった。
髪さえ美しい森さんも!
コーラスは健闘した。みんな沢山の練習を重ねてチームワークが素晴らしい。そういう事も
時には擦り切れるプロ側である楽員さん達に暖かいムードで包んでくれた。ありがとう。

遺作2曲による3月11日のコンサート。震災の事には触れないで演奏に徹した。この日生まれた人もあるのだ。
レクイエムの後だが途切れない拍手が雨のようにすべてを洗い流していた。




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