OEK《パイプオルガンとオーケストラの饗宴》川崎公演

2017.07.23
ミューザ川崎シンフォニーホール
午後 3時開演(午後 2時15分開場)

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エスケシュ:与えられたテーマによる即興演奏
シューベルト:交響曲 第7(旧8)番 ロ短調「未完成」D.759
サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番 イ短調 op.33/ルドヴィート・カンタ[Vc]
エスケシュ:オルガン協奏曲(2016年度オーケストラ・アンサンブル金沢委嘱作品)

ティエリー・エスケシュ[Org]
オーケストラ・アンサンブル金沢

チケット: 全席指定 一般¥3,000 25歳以下¥1,500
演奏会お問い合わせ先: 石川県立音楽堂チケットボックス TEL076-232-8632 チケット:ミューザ川崎シンフォニーホール TEL044-520-0200

【道義より】

一か月前に楽譜を初めて見た時から、「これは難しい」とすぐにわかったが、
なんと金沢ではいつもOEKにピタリで明快な音楽堂の音響だが、
このようなスタイルの書き方によるオルガンコンチェルトにはあまり向いて
いないことが発見することになった。物事に万能というものはない。
ここのミューザ川崎では、内部のカラーリング、建物のモダンさなども、
全てがOEKと俺との演奏スタイルに、何故かピタリとハマった!でしょ?
東京周辺のオルガンのあるホールの責任者がみんな顔を見せて
くれた、このコンサート、しかしながら、那須、松本、ここ川崎、
すべて集客の面では難しかった。いわゆる「動員」をしない最近のOEKの
ポリシーも、さすがに行き過ぎかと思えるほど。
当然だ。聞いたこともない...どうやら国際的には名声があるらしい、フランスの
エスケシュという人の新作、それも、全て構造が違うオルガンでのコンチェルトで
小さな編成のアンサンブル金沢との冒険に付き合うだろうか!!
オルガンコンチェルトは、プーランクだろう?後はサンサーンスだろう?
オルガンは宗教曲だろうオルガンはソロだろう?それは違うはずだ!そのような
考え方を保守と呼ぶ。日本にはオルガンのあるホールが世界で一番集中しているのに、
あまりに使われ方が古い!だからこの企画だったのだそう、元来、これは
金沢が世界初演し、その後リヨンとアメリカとの共同委嘱したホールで演奏される
ことになっている・・・・でもそんな「海のものとも山のものとも分からぬ、
多分フランス現代音楽風な、頭でっかちな作品??」を誰が聞きに来るだろうか?
聴きに来てくれた人は、本当の意味での冒険家。称賛に値する!
僕...いや、アンサンブル金沢の今までの結果を信じて、来てくださったのか。
まさか!
なにかに騙されたのかもしれない。カンタさんのファンもいただろう。
でも、来てくださったお客さんは何処でも帰ろうとしなかった。拍手は続き,
エスケシュはオーケストラが去った後にも呼び出された。このような事が日本
の小さな町でも起こり始めている...僕はそこに感激している。
ショスタコーヴィッチが総てのオーケストラから嫌われていたころを知っている
僕が、最近のショスタコが演奏される数に驚くのに似ている。
特にここ川崎でエスケシュにシューベルトのテーマとゴジラの音型を掛け合わせた
即興演奏テーマ H、C♯、D、H、A
を考えた道義の冴えもあったかと自負。ふふふ。ガハハハ。

オーケストラは未完成を真にロマンティックに、(誰かはスイスの時計職人のよう
だったと言ってくれた)音作りしてくれ、サンサーンスのソロのカンタさんは
アンコールのバッハが入神の演奏。
思い残すことはない結果に終わった。

夏だ!遊ぶぞ!作曲するぞ。




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