兵庫芸術文化センター管弦楽団(PACオケ) 第105回定期演奏会
井上道義×シャルリエ ドイツ音楽の系譜

2018.04.22
兵庫県 : 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
午後 3時開演

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ヒンデミット : 序曲「エロスとプシュケ」
ヒンデミット : 交響曲「画家マティス」
ベートーヴェン : ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61/オリヴィエ・シャルリエ[Vn]

チケット: A 4,000円/B 3,000円/C 2,000円/D 1,000円 (全席指定/税込)
演奏会お問い合わせ先: 芸術文化センターチケットオフィス : TEL 0798-68-0255

【道義より】

オリヴィエ シャルリエを知っているか?国籍が、その人の演奏の評価
に影響が失くなって久しい。僕も若い頃は、フランス人には、フランスもの、
ロシア人にはロシアもの、みたいなステレオタイプな思い込みが、強かった。
そこから何故か日本はどこからも遠いので、最後まで残った搾りのように
良いものが残る!又は逆に掃きだめみたいにどれも無理、みたいな未熟な
考えも持っていた。
フランス人であるオリヴィエは確かにフランスの香りが立ち姿にある。
しかし音楽は徹頭徹尾ベートーベンが乗り移ったかのように、
直截で、宗教的とも言える自我の発露が勇気と共にゆるぎない。
カデンツアも一つとして技術をひけらかす事なく眼差しの方向は、
時の刻みそのものに注がれているように感じられる。
PACのオーケストラも彼の姿勢に同方向へ進み、プログラムの後半に
この稀代の名曲を持っていった僕の目論見は3日間、総てのお客さんの
満足げな表情に現れていた。
当日のコンマス豊島泰嗣さんが30年ほど前、征爾さんの指揮で初めて
ミサソレムニスの初練習をしたときの記憶さえ甦った。時は巡る・・・・。
数年前のラフォルジュルネで全く知らなかったオリヴィエの名演の後、
僕は彼に何度も何度もベートーベンを要請している。これからもだ!

前半のエロスとプシュケの神話バレエのための序曲と
民話に基づくマチスグルーネヴァルトの祭壇画に触発された
「画家マチスの絵」は、ストーリーのある音楽。
これは若い楽員さん達の多少近視眼的なパート譜との関わりを、なるべく
ドローンからの景色への関わりに持ち上げる事が僕にはなかなか難しかった。
2日目3日目のお客さんはその辺りはもう感じなくて済んだと思われるが...。
しかし毎回パンパンに一杯なお客さん!!甲子園も近いが、なぜかここは
日本一希望に満ちている場所である!


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