ラ・フォル・ジュルネ・オ・シャポン2018 [公演番号:T112]

2018.05.03
東京都 : 東京芸術劇場 コンサートホール
午後12時開演

ヒンデミット:序曲「エロスとプシュケ」
ヒンデミット:交響曲「画家マティス」

兵庫芸術文化センター管弦楽団

https://www.lfj.jp/lfj_2018/performance/timetable/detail/T112_modal.html

チケット: S¥2,500 A¥1,500 3歳以上入場可

【道義より】

ルネマルタン氏だけでなく知事の小池百合子さんが、コンサートに来てくれた
・・査察かもしれないけれど・・・。
でも大変懐かしく感じ、また彼女が元気いっぱい戦っている?のを感じ、
ちょうど20年前の事件を思い出し感慨が深かった。
尊敬する勅使河原宏さん(草月流、映画監督)に誘われて首相になる前の
細川護熙さんと3人で鯖江の彼の陶器工房に行ったことがある。
その時色んな発見があったが、細川さんはそのあと首相にはなったものの
自分がやるべきことは終わったと感じたらしく、ささと辞めてしまい、
現在、彼はその時、心を奪われた陶器の制作者として押しも押されぬ素晴らしい
作家となっている。
僕は僕で、その後、京響の指揮者としてあまりに教条的な京都市の役所
(京響は財団法人だが京都市直轄に近い)の人たちの仕事の進め方に痺れを切らし、
(今の広上君とは大違い)いっそ市長になって京都をアジアの現代芸術のメッカにして
やる!ぞ!と思い立ち、当時の新進党幹事長二階氏の仕事場、議員会館まで
行って相談したがその時の僕に火をつけたのが小池百合子さんだった。
もうちょっとで立候補するところだった。それをやめて良かったのか?
きっとどちらもやりがいのある人生だっただろうが間違いなく、今の方が
僕らしい生き方なのは疑いがない。
百合子さんはなかなかイケてる女性、人を鼓舞することに長けていた。
今回20年ぶりに話が出来たが、今もなかなかスッキリとした人。
僕だって早く満員電車を解消し、アグリーな電信柱の林を(マニラほどじゃないけれど)
地中に埋めて欲しいとは思うが政治の世界は足を引っ張り合うハエイナの世界。
ゆっくり長くやっているうちにやっと思う事が出来ると聞く。やるだろう。

さて演奏の方はさすがに西ノ宮でも充分やってきた自信が皆にあったようで全員大きく
羽ばたいた。良かった...だってヒンデミットで新世界と違ってお客サンは少ないし
(面白い名曲なのにな)ここでコケタラ元の子もなかったな!!
佐渡君、君今月でいくつになる?良く粘るな。えらい!

追記
何と、そのコンサートの前後が40年ほど前4年間毎年指揮しに通ったルーマニアの
大学都市,クルージュ ナポカのオーケストラが参加しに来ていた。急いで家に取って返し
古いポスターや写真を持って楽員さんに見せたら盛り上がった!
「私のお父さんはあなたと何度も演奏したオーボエ吹きでした、」
「私の父もステージマネージャーでした」
「あの綺麗な白い髪の毛のコンサートマスターは去年亡くなった」
「彼に貰った東洋風な絵はベッドルームに飾ってあるよ」と僕。
「わあ、あなた何年ぶりでしょう...・髪の毛は??」
「私のお母さん今86歳です元気にしています」
「あの頃はチヤウセスク時代で冬は野菜もなかった」
こういうのをノスタルジアと言うのだろう・・・
彼らはちょうど「新世界より」を演奏し終わったところだったが・・・・・。


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