2008.05.05
石川: 石川県立音楽堂 コンサートホール[ワルトシュタイン]
午後 1時45分開演

ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2008 ~ベートーヴェンと仲間たち~

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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」op.73 / 小山実稚恵(Pf)

オーケストラ・アンサンブル金沢

【道義より】

プレイベントのベートーベン2番は金沢らしい選曲だったと信じる。 いわゆる有名曲だけに寄りかからない、しかし内容あるココロザシのある曲だから。  
そして超超満員の3番では(私の)エロイカ史に残る素晴らしい演奏がオーケストラから発せられた。
ケフェレックの3番では年齢を重ねた平和が、小山さんとの5番では一触即発の関係が、庄司さんとのヴァイオリンコンチェルトは金沢の美味しい能登牛の力が、それぞれ記憶に残る演奏の支えになったのです。
井上も自分以外のコンサートや催し物を走り回ったのに全く疲れなかったのは、去年の日比谷でのショスタコーヴィチプロジェクトで強力な馬車馬アブ的免疫が出来ていたためだ。
今回の成功はなんと言っても、北陸の元気な企業の多大な寄付、文化庁の理解、県と市の熱狂、なにより寝食を削って働いた事務の人達などの力だ。とはいえプロデューサーとしてとして本気で反省ばかりの始めての金沢プロジェクトだった。
しかし新日時代、京都時代と公演は必ず雨男だった僕がこれほどのお天気に恵まれたのは奇跡だ、神に感謝。