◆ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノフェスティヴァル(フランス)http://www.festival-piano.com/
●ラ・ロック・ダンテロン公演
2011/08/01(月) 21:00開演
フロラン城公園
アブデル・ラーマン・エル=バシャ[Pf]
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
ハイドン:交響曲 第94番 ト長調 Hob.Ⅰ-94「驚愕」
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 op.21
2011/08/02(火) 21:00開演
フロラン城公園
アルド・チッコリーニ[Pf]
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 op.37
ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 op.92
今回は晴天続きの上、風もない奇跡のような夏のプロヴァンス。エルバシャはほとんどさらわない。でも心がいつも静かで音楽にもそれが現れる。他の人間と何かが違うタッチ、同じ楽器から全く違う音色を醸し出す。特にショパンはかなり付けにくいが、そんな苦労に値する名演だった。アンカナも名実ともに驚愕のハイドンを素晴らしいセンスで演奏。次の日のチッコリーニは86歳だが力強くやったオケとの練習後にも一通り全曲練習していた。彼はさらい魔。楽章の間も少なく真に貴族的な趣味の演奏。アンコールも2曲。アンカナの7番にお客はひとりも帰らず!!彼はそのあとあさ2時まで共にリゾットを食べた。ニキタマガロフと演奏した昔話などをしたらとても喜んでくれた。OEKを褒めまくったルネマルタンやフランス国立放送局の面々。この音楽祭のレジデントオーケストラになるようなことになるかな?(なおその時のフランステレビ放送局の映像がOEKのサイトで2時間無料で綺麗な映像で見ることができます。)僕はその後シエナ、キジアーナアカデミーに40年ぶりによりました。ボリスベルキンは教授、旧友アルドベニーチが今やアカデミーの芸術監督だ。イタリアは素晴らしいとの思いを再確認した。ただし昼間は観光客が多過ぎ、毎日京都の祇園祭状態なのには辟易した。
チャイコフスキーは余計だったが、16才の山根は本番で明るい将来性を十分に発揮したし、クララジュミカンは多少スマートになり素晴らしいコルンゴルトを聞かせた、この曲に初めて出会ったOEKもはじめは右往左往したがいいサポートをしていた(ただしクララは指揮者にも誰にも告げずに長すぎるアンコールをやってしまうあたり子供ですが)南さんは楽器もよくなり僕が4年前に初めてメンデルスゾーンをやった頃より安定してきて伸びているのが嬉しい。レスピーギはOEKと韓国勢の生徒さんたちとの合同で、思い切りのよいイタリアンな音が出たかな?内情は実はいろいろ軋轢が大変なんですがねこういう企画は。でも我が国の政治もこういうことこそ、やっていかねば隣国と平和を保つことはありえないのでしょう。
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