2014.04.05
大阪府 : フェスティバルホール
午後 3時開演

大阪フィルハーモニー交響楽団 第477回定期演奏会

大阪フィルハーモニー交響楽団 第477回定期演奏会

大阪フィルハーモニー交響楽団

チャイコフスキー : ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35/神尾真由子[vn]
ショスタコーヴィチ : 交響曲第4番 ハ短調 Op.43

【道義より】

僕の冒険に乗ってくれたお客様達が・・・・フェスティバルホールの交響曲仕様での2500席×2=5000に限りなく近かったこと。

まだ子供だった10歳の頃、桐朋の同級生でともに京響で音楽を長くやった工藤千尋と小栗まち絵が連れてきたころから応援していた神尾真由子が詩的なチャイコフスキーをオーケストラとともに素晴らしいクオリティーで奏でてくれたこと(最近の女性ソリスト達は何故あんな服になるのか解らんが若さの特権なんだろう)。

オーケストラ音楽の激しさの振幅ここに極まったといえる、いま最も愛するショスタコの4番であのままレコードにしてもよい演奏力、積極的、かつ攻めの姿勢で立ち向かった大フィルの全メンバー、そして忘れてはいけない、エキストラのみなさん。そして支えの人たち。忘れない。絶対忘れない忘れられない大フィルの姿を借りた新たな大阪の町の新しい門出だった。

新装フェスティバルホールは華やかだが音響はどこまでも真摯に響き、大げさな残響のない新時代の名ホールと言われるだろう。67年目の大フィルのみちはよし。