オーケストラ・アンサンブル金沢
オリヴィエ・シャルリエ[vn]
黒瀬恵[Org]
シャルパンティエ : 「テ・デウム」より プレリュード
J.S.バッハ=外山雄三 : トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
J.S.バッハ : ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
ヴィヴァルディ : ヴァイオリン協奏曲「四季」より"春"第1楽章 他
人間!!こんなに簡単に誤解するものなんだという例を一つ!!
今日オープニングコンサートで谷本知事が聴衆に向かって「今日はオープニングコンサートで1度も使われなかったパイプオルガンが使われる。バッハ以外あまり使われることのないパイプオルガンが・・・・・今日は日の目を見る・・・・」と言う話をなさったが、楽屋では「オルガンはかなりちゃんと使われているぜ~、ランチタイムコンサートで、企業の会議に音楽堂が使われるときのファンファーレのような役目、その他でも他のホールに比べれば相当に!」と「知事、そんなに必要ないものを造っちゃったなあみたいなこと言わないでくれよ!」的発言が聞こえてきた。
しかし!!
コンサートの後で知事に直接その話を伺ったところ、「もちろん使われていることは知っている、それどころか岩城宏之氏にはあんなもの金ばかりかかるから音楽堂には設置しないで良い!と言われていたが、後でほしくなった時に作り込むのは逆に膨大なお金がかかるから、岩城さんには黙ってそっと設置を進めた張本人は私ですよ。フォルジュルネのオープニングでは一度も聴いたことがなかったと言いたかっただけ!」と全く逆に話をしてくれたです。ハハハ!なんと180度逆なお話でした。
・・・・だから...「音楽堂開館記念に作曲されたトッカータとフーガ外山雄三編曲アンカナ版」があんなにも土壇場で作られた感があるのは仕方ないだろうと言う事だ。
岩城さんも「知らなかった!オルガンがあるんか!じゃあアンカナとなんか共演のものがないといかんな、プーランクじゃなんだかメジャーじゃないし中途半端だなあ・・・・そうだ!と外山さんに電話!「悪いけど3週間後なんだけど何とか間に合わせてよ!」みたいな感触がある楽譜!!だった。今日聴かれた皆さんはどう感じれたか?
年に一度、前田家当主を挟んで、市長も知事も、そして多くの政界経済界文化支援の方々が舞台に並ばれて壮観なこの音楽祭のオープニング。
平和の象徴、石川金沢の力の感じさせ、うららかな春の素敵なイベントとして定着している。昨年は僕はこの時期には病院で生命の危機と闘い音楽のオの字も役に立たない苦しさの真っ只中にいた。
今バッハの作品、神に与えられた日常への贈り物ともいえる作品の中に身を置けて幸福だった。北陸朝日放送、生中継!新幹線に乗ってきた皆さん、兼六園に行き、のど黒を食べるだけではないだろうなあ・・・・。
21美ではマリーローランサンも山ほど見れまっせ!
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