J.S.バッハ:
カンタータ BWV147より「心と口と行いと生活で」
コラール「主よ、人の望みの喜びよ」
マニフィカト ニ長調 BWV243
小林沙羅 (ソプラノ)
熊田祥子 (ソプラノ)
相田麻純 (メゾ・ソプラノ)
髙畠伸吾 (テノール)
森雅史 (バス)
オーケストラ・アンサンブル金沢
松原混声合唱団
清水敬一 (合唱指揮)
当たるも八卦当たらぬも八卦の高いパートの金管は今日は当たった。これはプロなんだから100%を願いたい!80%でもいいけど。外すこと弦楽器では隣の人間に許されない。なんと言ってもソロ楽器だから目立つのだから。(あたりまえすぎて書きたくないが)
ところで、
バロックの音楽は基本、指揮者は要らない。時代がそうだったのだから。
そこに自分を立たせるには、何か、思い入れなり、思い込みが要る。
今回は、やれフィガロの結婚の邦訳の精査、あちこちへの移動、あちこちの劣悪な環境での切れ切れの練習スケジュールに踊らされ、ある練習では振るべき曲を失念してさえいた。
恐ろしい悪夢。
無事?なんとか掻い潜れたのは多分、子供のころに母に連れられて行っていた毎日曜日の教会経験か。それと、セヴァスチャンバッハへの演奏者全員の責任感か。
一杯で素敵なお客さんだった。
クロージングコンサートの時にルネマルタン氏梶本氏以下関係者全員と反省会をラフォルジュルネ金沢始まって以来、初めて招集し、皆真摯に問題をえぐり出し!言い合い、意見を出し合い、最終的には来年への建設的な方向へ池辺先生も意見を出してくれて、新たな取り組みを構築することになった。8年もやってくればおのずと初めの意識ではできない事も明白。ともあれ古楽器も含めのバロック音楽の紹介をこの企画がやってくれたおかげで10年分以上金沢での古い音楽への理解と趣向が早く深まったと思う。有難いことだった。今年はやっと県も市も資金提供を増やしてくれた。その大部分が東フィル新幹線企画に行ったとは考えない。これによって来年からさらに音楽祭の個性が際立つはずだ。金沢に人が集まる香りある町として成長する未来有り。
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