2008.05.31
兵庫 : 兵庫県立芸術文化センター 大ホール
午後 3時開演

兵庫芸術文化センター管弦楽団特別演奏会 井上道義のベートーヴェン [第4回] 晩年の大作

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[第4回] 晩年の大作
■ ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123
ソプラノ/澤畑恵美
アルト/黒木香保里
テノール/市原多朗
バリトン/井原秀人
合唱/神戸市混声合唱団

兵庫芸術文化センター管弦楽団

【道義より】

なかなかやれる企画ではないし、渾身の力でやったせいか練習のあとは毎日ぶっ倒れるように寝ていた。アンサンブルウィーンベルリンの方たちが入ったトリプル+7番8番の日は興味深い経験。最初の日は彼らが一番下手。その後ジェット機的アクセルでよくなり。オケの音が全く変わった。ははは!彼らのように引き出しがたくさんある音楽家を相手にすると指揮者は楽しいものだ。別の表現で言うと、楽譜をまな板にした上での鯉だけれど、その食べものと対話があるのだ。ふふふ。
今回はなによりミサソレムニスが素晴らしい出来だった。コーラスをあそこまで練り上げてくれた指揮の福島章恭さん有難う。なにより神戸混声合唱団はもっともっともっと活躍できる団体だ。その上素晴らしいソロアルトの秘蔵一級ダイヤのような、福原寿美枝さんを見つけたし!一生忘れられない深い思い出のコンサートだった。
そして一級の歌だった市原さん、井原さん、澤畑さん。
そうですよね!いつもホールをいっぱいにしてくれた皆さんもきっと満足なさっていると信じられます。
忘れてはいけない・・・・企画の林さんへは西ノ宮勲一等朝日閃き勲章をお願いします。