2008.07.12
東京: オーチャードホール
午後 3時30分開演

N響 第50回オーチャード定期

コープランド : バレエ組曲「ビリー・ザ・キッド」
ガーシュウィン : ラプソディー・イン・ブルー / 小曽根 真[Pf]
ショスタコーヴィチ : 交響曲 第9番 変ホ長調 作品70

【道義より】

オーチャードは久しぶりだったが一杯のお客さん、小曽根さんは今回、N響と初顔合わせ。プログラムを組んだ僕も良い事をした気分だった。何故なら本当にすごいラプソディーを弾いてくれたから。お客さん、そしてオケの人たちもだろうが僕は躍りだす体を必死になって押さえていたし、心をかき乱す忘れられない演奏だった。彼は世界一のクロスオーバーピアニストだ。少々長かった彼のアンコールもショパンを思わせる詩的な世界。
ショスタコーヴィッチは明日の埼玉のほうが結果がいいのかもしれない・・・・・なぜならオーチャードの残響は日比谷公会堂という理想的なショスタコヴィッチ演奏にふさわしいホールを経験した者にとっては邪魔で、身を乗り出して聞かざるを得ないショスタコの音楽に無駄な装飾をサービスされるようだったからだ。明日が楽しみだ。