■新日本フィル 第64回多摩定期
2008/11/08(土)15:00
東京: パルテノン多摩
モーツァルト : 3つのドイツ舞曲 K.605
ヒンデミット : 白鳥を焼く男 / 篠崎友美[Va]
チャイコフスキー : バレエ「くるみ割り人形」作品71より抜粋
S:8,000円 A:7,000円 (アテナ会員各500円引)
チケットパルテノン TEL: 042-376-8181
篠崎友美さんは素晴らしくフレキシブルで、確固たる視点を持って白鳥を食べきった女だった。もう一段音量があれば完全ソリストだ〔それが幸福かどうかは別問題です〕
バレエくるみ割り人形を演奏会でちゃんと取り上げるのは実は簡単なことではない。しかし、生まれてからもう50年踊り続けている私の妹が、その日にはなぜか泣いたり、メールを送ってきたりしたのが象徴的なように、バレエでは音楽が適当に扱われる(いろんな面で)ことが多いのが世界的現実だ。
楽譜が読めない振り付け師が、三拍子と2拍子の違いを本当にわかっていない踊り手相手に何かを作ってしまったりして「踊りは音楽の奴隷ではない!」と宣言したりするのは悲しく絶望する。
男も女も異性の奴隷ではないように、音楽とダンスには互いのレスペクトが根源にないと・・・・。
練習場はオーケストラの命だ。全ての練習をホールでやれればもっと上に行ける。神尾真由子は若さ全開、フェラーリの様に爽快!彼女の持つ鋭い集中力の限界まで激しくベートーベンをテクニカルにも、音楽的方向性からも追い求めていた。後望むべきは、この種類のコンチェルトの場合の「協奏」(共に演奏するという意味)で必要な余裕だろう。
東京交響楽団はもっとスケールの大きい表現や深みに引っ張っていく甘さなどを要求されたときには、それも引き出しの中に持っていて欲しい。ベートーベンはサルツブルグ生まれではないのだから。
古い付き合いの新日本フィルとの友情からやったコンサートでした。磯崎氏が僕を好いてくれ、30周年を記念するリサイタルに指揮を頼みに来てくれたのは嬉しかった。しかし俺はなんととっくに舞台生活?55年さ。
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