2014.11.03
千葉県:佐倉市民音楽ホール
午後 3時開演

佐倉市民音楽ホール開館30周年記念 東京交響楽団演奏会

東京交響楽団
田部京子[Pf]

ムソルグスキー = ラヴェル : 組曲「展覧会の絵」より「キエフの大門」
グリーグ : ピアノ協奏曲イ短調
リムスキー=コルサコフ : 交響組曲「シェエラザード」

※曲目は予告なしに変更になる場合がございます。予めご了承ください。

【道義より】

佐倉は以前東響と来たときも、心から音楽を待っていてくれるような雰囲気のあるお客さんたちで良い印象が有り、3回も病気でキャンセルしてしまった東響との復帰コンサートにも幸いなことであった。練習場や日程の問題が有り、非常に厳しい環境であったのは事実だが・・・・。メンバーも僕もできることは全部やった。

田部京子さんはこのグリーグという作曲家と今という時空を結びつけてくれる素晴らしい演奏。オーケストラとの交流もを十分だった。
この人はこういう曲の中にこそ存在感があると思う。彼女を支えてきたお母さん(逆かもしれないが)も聴きに来ていた。
オーケストラとはちょっと変わった曲順だがキエフの大門でホールを音でいっぱいにするように始め、グリークで休憩。
後半のシエラザードは来日20周年になるコンサートマスターのニキチンさん!今日はたいへんいい調子で30周年の佐倉の音楽堂に誰ひとり眠ることの出来ない演奏をオーケストラ全員はサルタンとなり彼はシヘラザード姫となって忘れられない印象を残せたと思う。
そうそう、市長さんが楽屋に一人でちょっと顔を出したが、名刺も出さないで実に爽やかな印象を残してくれたのも忘れがたい。