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愛称?よく聞かれるんだけどミッチーじゃなくて「ミッキー(Mickey)」。
道義だけれどキャラがミッキーだったわけだ。小学校楠組の頃からです。同窓会でみんなに会うと、今でも其の頃の友達と「劇の時間」や「音楽の時間」の影響は強いと感じる。
ただしイタリアではミキ,ドイツではミヒ,英語圏ではミチ,フランス語圏ではミシだ。

井上道義 Michiyoshi Inoue


 1946年東京生まれ。桐朋学園大学で齋藤秀雄氏に師事。1971年にミラノ・スカラ座が主催するグィド・カンテルリ指揮者コンクールに優勝して以来、一躍内外の注目を集め、世界的な活躍を開始、1976年には年日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会で日本デビューを果たした。1977~1982年 ニュージーランド国立交響楽団・首席客演指揮者、1983~1988年 新日本フィルハーモニー交響楽団・音楽監督、1990~1998年 京都市交響楽団・音楽監督/第9代常任指揮者、2007~2018年オーケストラ・アンサンブル金沢・音楽監督、2014~2017年 大阪フィルハーモニー交響楽団・首席指揮者を歴任し、斬新な企画と豊かな音楽性で一時代を切り拓いた。ほかにも国内の主要オーケストラのほか、シカゴ響、ハンブルク響、ミュンヘン・フィル、スカラ・フィル、サンクトペテルブルク響、フランス国立管、ブタペスト祝祭管、KBS響、ベネズエラのシモン・ボリバル響などを指揮している。
 1999~2000年に新日本フィルと共にマーラー交響曲全曲演奏会を取り組み「日本におけるマーラー演奏の最高水準」と高く評価された。また2007年には日露5つのオーケストラとともに「日露友好ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト」を行い、音楽・企画の両面で大きな成功を収めている。このプロジェクト以降、日本におけるショスタコーヴィチの演奏会は一気に増加しており、井上はその最大の功労者とも言われている。2014年4月に病に倒れるが、同年10月に復帰を遂げる。
 2015および2020年には全国共同制作オペラ《フィガロの結婚》(野田秀樹演出)、2017年 大阪国際フェスティバル『バーンスタイン:ミサ』(演出兼任)、2019年全国共同制作オペラ《ドン・ジョヴァンニ》(森山開次演出)、2023年『井上道義:A Way from Surrender ~降福からの道~』などをいずれも総監督として妥協なく率い、既成概念にとらわれない唯一無二の舞台を作り上げてきた。2024年9~11月には、全国共同制作オペラ「ラ・ボエーム」が7箇所8公演(東京、宮城、京都、兵庫、熊本、石川、神奈川)にて予定されている。
 1990年 ザ・シンフォニーホール「国際音楽賞・クリスタル賞」、1991年「第9回中島健蔵音楽賞」、2009年「第6回三菱UFJ信託音楽賞奨励賞(歌劇《イリス》)」、2010年「平成22年京都市文化功労者」、社団法人企業メセナ協議会「音もてなし賞(京都ブライトンホテル・リレー音楽祭)」、2016年「渡邊暁雄基金特別賞」、「東燃ゼネラル音楽賞」、2018年「大阪府文化賞」「大阪文化祭賞」「音楽クリティック・クラブ賞」、2019年NHK交響楽団より「有馬賞」、2023年「第54回サントリー音楽賞」を受賞。1998年には「フランス政府芸術文芸勲章(シュヴァリエ賞)」を受章した。オーケストラ・アンサンブル金沢桂冠指揮者。2024年12月30日に指揮活動を引退する。

(1126文字)2024年1月現在

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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂

「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

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ショスタコーヴィチ:交響曲 第7番 「レニングラード」

大阪フィルハーモニー交響楽団

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ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」

大阪フィルハーモニー交響楽団

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チャイコフスキー:交響曲第4番
ショスタコーヴィチ:ロシアとキルギスの主題による序曲

大阪フィルハーモニー交響楽団