OEK 第348回定期公演マイスター・シリーズ

2014.03.08
石川県 : 石川県立音楽堂 コンサートホール
午後 2時開演(午後 1時15分開場)

ベートーヴェン:交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 作品67
権代敦彦:クロノス―時の裂け目

チケット: SS¥5,000 S¥4,000 A¥3,500 B¥2,500 スターライト¥1,000
演奏会お問い合わせ先: 石川県立音楽堂チケットボックス TEL.076-232-8632

【道義より】

なんだかすべて、物事が良いほうに転んだコンサートだった。
権代君は下手くそなプレトークではあったが、作品のほうは間違えなく大成功。ナントで2年前に聞いたときこれはオーケストラのコンサートの合間にやっても負けない良く鳴る5重奏と感じたことが正しかったようだし、音楽堂の素晴らしいアコースティックに助けられベートーベン4番の「ソミ♭ファレ♭」とはじまるテーマ、5番の「そみ♭ふぁれ♮」と始まる名曲に挟まれて、彼の作品は「E♭D♭C」で形造られていたし、何よりOEKにしか出来ない筋金入りの音の有り方と集中力あるベトベトしないベートーベンが、雪のちらつく真冬の金沢に消えない刻印のように残された。
初日天候のせいで遅れてきたコンサートマスターも好い仕事をしてくれたしホルンの金星さんもハードな3曲を素晴らしく吹きおおした。
「有難う!」と一人一人のメンバーにハグしたいほどの気持ちの日だった。
ただし・・・金沢のお客さん、前半の演奏をどう受け止めたのか・・・心もとない拍手と感じた。


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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

降福からの道 欲張り指揮者のエッセイ集
「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

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