NHK交響楽団演奏会 大阪公演

2017.05.30
NHK大阪ホール
午後 7時開演(午後 6時15分開場)

ビゼー : 「アルルの女」組曲 第1番
モーツァルト : 交響曲 第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」
モーツァルト : ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488/小林愛実[Pf]
ビゼー : 「アルルの女」組曲 第2番

主催: NHK大阪放送局 / NHK交響楽団
協賛:岩谷産業株式会社

チケット: S席=8,500円 A席完売
演奏会お問い合わせ先: NHK大阪ホールNHKイベントガイド TEL:06-6947-5000

【道義より】

ハフナーシンフォニーは実は僕が24才の時にレコード録音した
(ザルツブルグモーツアルテウムオーケストラ)ユニコーンレコード
のシリーズにも入っていて、懐かしいし、アンサンブル金沢とも何度も
何度も演奏している。飽きることがない曲だ。ユニークさではベートーベンの
5番と同じ位置にあると思う。N響とは初めてだったが、練習は1日だけ!
アルルの女組曲もこのオケはほとんど演奏していない...他のオケとは
どうも違うレパートリー...だから新鮮?
葛飾ではホールの大きさを超える音量になったかもしれないが、
ここ大阪では実に必要な音量と良いバランス。
練習での真剣さ、無駄のなさ、記憶の良さ、正直さ、等々
ヨーロッパの1流オケに勝る。
切符だって決して安くないが、それに十二分に答える結果だし「皆さまのNHK」
は時々ある変な報道にかかわらず、実に素晴らしい視聴料の使い方をしている
ではないか!オオサカのお客さんも「お値打ちだった」と言っていた。
一昔前の、硬い、親方日の丸的だった集団は、今は全く様変わり。
文字通り、日本の現代の音楽文化を世界中に届ける旗振りの役を負っている。
CDやレコードが衰退している今であるからこそ,ライブの公演での感動は
大切で、他に代えがたい。得難い時間。顔の表情も音になって聴こえた。

アルルの「女」は物語(人生の)の中心に存在するものの、現れず、
男どもを不幸に引きずり込むが、そんな女性の魅力に負けず頑張ろう!

本当は女の方が強いのか。


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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

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「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

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