山形交響楽団 第316回定期演奏会

2024.04.21
山形テルサホール
午後 3時開演

モーツァルト:交響曲 第25番 ト短調 K.183
モーツァルト:グラス・ハーモニカのためのアダージョとロンド K.617 / 大橋エリ[グラスハープ]
モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K.550

山形交響楽団

チケット: A席 4,800円 B席 4,300円 学生B席 2,600円 Bペア 7,400円
演奏会お問い合わせ先: 山響チケットサービス TEL:023-616-6607(月~金(祝日を除く)10-17時)

【道義より】

「最初で最後の」山形響との2日間のコンサートが終わった。
それも僕が24歳の時レコードにした愛するモーツアルトの40番、そして京響監督
就任の時、チェレスタで弾いた晩年の隠れた名曲アダージョとロンドを、
長年、事あるごとに行ってきた音楽の視覚化、とオーケストラコンサートに室内楽の
嵌め込みは!欲張り指揮者の舞台上での絵空事。
勇気ある、努力家でチャーミングなグラスハープ奏者大橋エリさんと4人の心ある
カルテット〔知久、柴田、山中、小川〕、そしてホールのステージ係が総出で実現した。

もちろん17歳の時の嵐のようなシンフォニー25番と共に。

練習場所と本番の環境が違い(もっとも、古い議場の文翔館という練習場は休憩では
すぐ庭に出られる良い環境)バランスのアジャストメントに必要以上の時間を費やした
のは残念。
高次な政治の文化的な何らかのパワーが働き、無駄な出費と、無駄な時間を費やさなくて
すむ未来を期待する。アンサンブル金沢だけでなく最近は群馬交響楽団などの良い先例
がある。

とはいえ、実質的には2曲のモーツアルトに3日間を費やし、楽員さんのスピリットも
高く、1日目は映画の題名のようだが「短くも美しく燃えた」春の日々だった。
カーテンコールという映像配信で時折見てもらえたらと思う。
2日目は後半...何故か燃え尽きたがごとくの(落ち着いた?77歳の指揮者のせいか)
40番になった理由が、知りたい。ふふふ。昼公演だから?昨日満足しちゃったから?

良いホールだし・・・満場のお客さんにも愛され、ゴーツク張る理由ないか。

ライシャワーの言う、もう一つの日本、永遠に負けずに、
もう一歩戦う気概を!捨てないでくれ。
戦うのは他のオケ、他の地方、他の国ではない!
弱い自分であることが、平和のもっとも素晴らしい結果なんだから。


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Schedule

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