新日本フィル「サントリーホール・シリーズ」第659回定期演奏会

2024.11.18
東京都 : サントリーホール 大ホール
午後 7時開演(午後 6時15分開場)

道義、ファイナル
最後の「レニングラード」

ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 ハ長調 op. 60 「レニングラード」

新日本フィルハーモニー交響楽団

チケット: S席 8,000円 A席 7,000円 B席 5,500円 C席 4,500円 P席 4,000円
演奏会お問い合わせ先: 新日本フィル・チケットボックス03-5610-3815

【道義より】

これをもって僕のショスタコーヴィッチとの旅は終わった。


精緻で良い演奏、激しいスピリットのある演奏を届けられてよかった。
内容的には墨田の時のブログに書いたものだが、7番を始めた時は何もわからず
響きの悪い京都会館を音でいっぱいにしたい一心だったが、最後は響きの点では
放っておいてもどうにかなる?サントリーホールだったが逆に息苦しさ、取り巻いて
いたその時の絶望的な状況などが再現しにくい環境でもあるから新日とみんなで
なんとかその内実を音色に、深い淵や、弱さ、跳ね返す力などを表現できたとは思う。
終わってサインを求められたお客さんの中に僕に導かれてショスタコの世界に
嵌ったという人が何人かいて、あまりお客さんのことを女よりも信じない僕もさすがに
嬉しく思った。色鉛筆セットを下さった方は僕が絵を描くのが好きと知ってだ。
桐朋の同級生が姿を見せず置手紙をしてくれたり〈ババーになってるからか〉楽員さんと
記念写真を撮ったり,いい夜だった。

振りながら何故か左肘に匍匐前進して擦りむいた様な痛みがあったのが不思議だった。


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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

降福からの道 欲張り指揮者のエッセイ集
「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂

「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

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ショスタコーヴィチ:交響曲 第7番 「レニングラード」

大阪フィルハーモニー交響楽団

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ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」

大阪フィルハーモニー交響楽団

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チャイコフスキー:交響曲第4番
ショスタコーヴィチ:ロシアとキルギスの主題による序曲

大阪フィルハーモニー交響楽団