第54回サントリー音楽賞受賞記念コンサート 井上道義(指揮)

2024.12.30
東京都 : サントリーホール 大ホール
午後 3時開演(午後 2時20分開場)

メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』 Op.26
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」
シベリウス:交響曲第7番 ハ長調 Op.105
ショスタコーヴィチ:祝典序曲 Op.96
※当初発表していた曲目から変更がございます。

読売日本交響楽団

【主催】サントリーホール
【共催】KAJIMOTO
【協賛】サントリーホールディングス株式会社

チケット: S席15,000 A席12,000円 M席(Pブロック)12,000円 U25席3,000円

【道義より】

全部振り終えたらなんと!左足がつった!!お客さんは「演技」と思ったらしい。
去年の「降福からの道」終わった夜中に結石騒ぎで即日緊急入院したのに似ていて、
心の奥底で笑った。
終わった後で良かった、運が良い!!と。この現実と虚構の関係があまりにも不思議。
読響は、21歳の頃練習に潜らせてくれた頃から時は経ちいま、日本一の状態。
サントリー音楽賞ご褒美でもあった30日というこの日、考え抜いて考え抜いて
ホールの特性も全てプラスに輝いたと思う。
30人のバンダの皆もその一瞬の時と共に生き生きしていた。
最後のシンバルは一昨日、打楽器奏者と打ち合わせをしていた時の思い付き。驚いた?
ニューヨークフィルベルリンフィルとか目指さないで正解と強く感じさせられた。
僕は黒柳徹子嬢が来てくれたことに驚いた。

演奏のことは今日はもう書かない。ずっと書き続けたこのブログは
「アシタノタメ~~(降福から~の正義の歌より)」だったから。

幼稚園からの友達、つい最近生まれてから僕のコンサートを聴いたり、出演した少年たち、
少年少女オーケストラの佐治先生、喧嘩しながら仕事を重ねた方達、憧れの俳優さん、
恋人だったひと、が参加してくれた6時からのパーティーでは、沼野さんが
「一連の行動は道義の自由の表現」と喝破して下さり溜飲が下がった。
梶本さんと珠世から花束を受け取ったが、珠が「私が跪くの?」と呻いたので心で笑い
俺が跪いて受け取ったら立ち上がれなかった。


亡き母のアイドルだった水之江瀧子の生前葬の発展形ような1日が終わった朝が来た。
陽が昇る。


幕は下りた。神に感謝。万歳三唱!読んでくれてありがとう。良いお年を。


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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

降福からの道 欲張り指揮者のエッセイ集
「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

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「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

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チャイコフスキー:交響曲第4番
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