オーケストラ・アンサンブル金沢 ファンタスティック・クラシカルコンサート

2014.11.23
石川県 : 石川県立音楽堂
午後 2時開演(午後 1時15分開場)

黒柳徹子(ゲスト)
田中彩子[Sop]

《作曲家の部屋〜イケメン・美食家・ワルツ王》
「徹子の部屋」の司会をはじめ幅広いジャンルで活躍する黒柳徹子さんをゲストに迎えるすスペシャルコンサート。生まれながらにして恵まれた「勝ち組」作曲家であるメンデルスゾーン、ロッシーニ、シュトラウス一族の魅力を、楽しいおしゃべりと素敵な演奏でお届けします。

メンデルスゾーン:付随音楽「夏の夜の夢」より 結婚行進曲
メンデルスゾーン:歌の翼に
ロッシーニ:歌劇「泥棒かささぎ」序曲
ロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」より 今の歌声は
J.シュトラウス2世:春の声
ほか

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チケット: SS¥7,000- S¥6,000- A¥5,000- B¥3,000
演奏会お問い合わせ先: 石川県立音楽堂チケットボックス 076-232-8632

【道義より】

長年の夢が、やっとかなった。それもOEKとの8か月ぶりのコンサートで!
黒柳徹子さんは変な早口と変な頭のかつらと、とんでもない素っ頓狂な反応でテレビでは知られてきたが、それはテレビの表向き。彼女ほど音楽がよくわかり、直感がさえていて、善悪がはっきりしている人はいない。役者であり、トットちゃんは800万部を超え、徹子の部屋は1万回になろうとしている。30年前のいろんな思いが今回「舞台上で」徹子さんをお客様にした(多少声が出なくなって司会役の一部を無理やりアドリブでお願いしたが)「やへのこつて?徹子の部屋)で金沢で僕の復帰コンサートをやれた。
まあ本当にきれいな衣装で来ていただいた!コンサートの始めに僕と黒柳さんの出会いのころのVTR(もちろんβヴィデオを焼き直したもの)をお客さんにお見せしたが、その中で来ていたピンクの服を徹子さんが見て「まあ~~私ったら私の今でも一番のお気に入りの服を道義さんのために来ていたのね、驚いた!」とか呻いたのを聞いて相当うれしかった。その勢いもあり、シエラザードのように楽しいお話が出てくる彼女と結婚していたらどんなに楽しかっただろうと本気で想像までしてしまった夜だった。なんだかすごく似た感覚を僕も持っているし、テレビの実験放送時代には僕も日本テレビで踊り、カラー実験放送ではものすごく明るい晴海での実験放送にこれまたダンスをした小学校時代を思い出す。
僕のアイディアで舞台にはサルバト-ル ダリのポルトリガートのマリアを背景に作ってくれた芸術家の卵と裏方さんと照明さん、飛ぶ鳥のデコレーションを作ってくれた谷口さん、何より本当に色彩感覚の良い千羽鶴を折って僕に届けてくれた音楽堂のみんなと楽員さんたち、寄せ書きを呉れたお客様たち。そこに僕は舞い戻った。
しばらくはここで踊り続けるだろう。舞台の外では死ねないからね。運よく天気も良かった。


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「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

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「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

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