平成29年度「大阪文化祭賞」受賞

2018.03.12

年間を通じて(1月から12月まで)大阪府下で行われたすべての公演の中から、特に優れたものを顕彰する「大阪文化祭賞」の第三部門(洋舞・洋楽)を受賞しました!

●井上道義指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
大阪フィルハーモニー交響楽団第505回定期演奏会における演奏及びバーンスタイン「ミサ」の舞台成果

≪受賞理由≫
井上道義が指揮する大阪フィルハーモニー交響楽団は、対照的な 2 つの公演で極めて高い成果を収めた。大阪フィルの第 505 回定期演奏会(2 月 17 日と 18 日・フェスティバルホール)は、井上道義が首席指揮者在任中に務めた最後の定期演奏会。ショスタコーヴィチの交響曲の中でも、問題作とされる《第 11 番 「1905 年」》と《第 12 番「1917 年」》が一挙に取り上げられた。演奏は極めて充実したもので、緊張感にあふれ、壮絶な響きの応酬に打ちのめされた。また、「第55 回大阪国際フェスティバル 2017」の公演として開催された《バーンスタインシアターピース「ミサ」》(7 月 14 日と 15 日・フェスティバルホール)は、井上道義が指揮だけでなく、演出と字幕訳を手がけ、総監督として全精力を注いで制作された。作品の不整合性をあえて整えることなく、そのままの形で提示し、バーンスタインが込めた葛藤をストレートに描き出した。

大阪文化祭賞 http://www.osaka-bunka.jp/bunkasai.html
大阪市/大阪文化祭賞 http://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000428041.html


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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

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