第47回サントリー音楽賞受賞記念コンサート
シュニトケ&ショスタコーヴィチ プロジェクト III

2019.04.27
トッパンホール
午後 6時開演

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シュニトケ:Concerto for Three ~クレーメル、バシュメット、ロストロポーヴィチのための~
ヒンデミット:白鳥を焼く男
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 Op.107
ワーグナー:ジークフリート牧歌

山根一仁(ヴァイオリン) / ニルス・メンケマイヤー(ヴィオラ) / ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)
トッパンホール チェンバー・オーケストラ

チラシPDF>>

チケット: 全席指定: 8,500円 / 学生 4,000円
演奏会お問い合わせ先: トッパンホールチケットセンター TEL:03-5840-2222

【道義より】

通好み?冒険者好み??普通な事に飽き飽きしている人好み???
贅沢者好み????マゾヒスト好み?????
誰にとっても大変な2日間でしたね!日本の演奏家の中心にいる人達でのオーケストラ
の皆も、2人の超うまい外人ソリストも皆汗タラタラ(今回は山根君は良いとこ取りで
少ない出番、絞ったのは汗ではなく知恵!ふふふ)。僕も、そしてセット替えで必死な
熟年?な裏方さんたちも!!ヘトヘト!!

トッパンホールがサントリー賞を受賞して幾年月(大げさ)が流れた。
大国と小国の大統領がどこで会談を持つのかが大きな意味を持ったりするのと同じで
どうやら互いに綱引きがあったようだが昨日と今日!10日間ゴールデンウィーク寸前に
集まってくれた御客さんたち=交通の要所ではないトッパンホールに集まった方たちは、
そんな音楽を提供する側の思いを積極的に十全に受け止めてくれた!。大感謝。
クラシック音楽が東京でもパリ、ベルリン並みに尖がった凸?状況でもある証拠だ。

シュニトケは捧げられた3人の演奏より100倍良い演奏解釈。ひねくれ者の
シュニトケに見てもらいたかった。
ヒンデミットは、自作自演の録音が残っていたりするのが足枷で、せっかくの作品が
ギシギシと好戦的な作品であるような雛形があって、そちらへ誰もが向かおうとする。
しかしヴィオラの持つ音の豊かさ、古式豊かな形式の作品を、作曲者自らが一つの方向で
「やってしまっている」だけなのではないか?芸術にただ一つの正しい答えはない。
(ショスタコーヴィッチのピアノ自作自演も似ていると思います)

今回ニルスと充分合意の上での楽譜からの再構築演奏を試み、実現できた。
お客さんも演奏者も(ヴィオラ奏者を含む)「初めて良い曲だと思った」と
の感想が多く、イチロー風な気分を味わうことが出来た。
ショスタコはホールが小さいのでチェロが埋もれることも全くなく、ピーターの息使い
までを届けていたし、暴力的な部分は痛いほど、チェレスタとの天国的夢想も程よく
響いてくれた。
ジークフリート牧歌は25年前にアンカナと作り込んだCD(SWEET)の時の清新さに
負けまいと自分を鼓舞して演奏した。多少リアルな音のホールに愛の夢想、和音世界の
ぬくもりを求めるには今回の管楽器奏者たちの名技が必要だった。
時代を逆行したプログラムのおかげで、クラシック音楽の大海原をかえって強く印象
付けたようだ。

「誰かさんのお仲間」という外から見ると、賛成できない音楽家の集団ではない
トッパンでの精鋭小オーケストラ、時々このように全身をぶつけて切磋琢磨する、
この状態の気持ち良さは、大国の牛耳る国連よりもはるかに人類の理想・・・・
なのかも。


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