読響 第23回大阪定期演奏会

2019.07.17
大阪府 : フェスティバルホール
午後 7時開演

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https://yomikyo.or.jp/news/#news-topics-12175

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18 / リュカ・ドゥバルグ[Pf]
ホルスト:組曲「惑星」作品32

女声合唱=昭和音楽大学

主催:読売新聞社、日本テレビ放送網、読売テレビ、読売日本交響楽団
特別協賛:非破壊検査株式会社
協力:コジマ・コンサートマネジメント

[フライヤーPDF]

チケット: BOX ¥8,500 S ¥6,100 A ¥5,100 B ¥4,100
演奏会お問い合わせ先: 読響チケットセンター TEL: 0570-00-4390(10時-18時・年中無休)

【道義より】

幻想交響曲が終わり「もうこの曲も一生振らねえぞ」と思い、
七夕だ!梅雨だけど遊ぶぞ!
と思っていたら、読響から客演指揮者が癌で(どこだか不明どんだけ悪いか不明)
キャンセルしたので何とか埋めてくれないかという依頼
・・・・・
(僕は夏というのは出来ればフランス人ルーマニア人並みに
休むべきと思っているのと、生前存在自体を唾棄していた父親の
正義さんが、実は訳ありだったことを亡くなった後に知ったことで、
反省をこめて・・・時すでに遅しだが・・・以前から夏には父親主役の
オペラを書き続け、少なくとも僕自身の心のバランスを取ろうと夏をそれ
に充てていたのと、咽頭癌でそれも遅れ気味だったが今春やっと脱稿していた)
・・・・・
プログラムも慣れ親しんでいたものであったのでこれも七夕の星(惑星)の力!と
快諾したのだった。やってよかった。
今 読響は黄金時代かも。
若すぎず、年すぎず、皆力強い音量、互いを引き摺り下ろすマイナスの競争意識など
微塵も感じられないプラスに向かう集中力のある演奏(練習も)で,
みなとみらいサントリー、大阪フェスティバルホール3回完売。
その期待に応える演奏が出来たと素直に思う。

ホルストのこの作品は長年、世間は orchestra showpieceという捉え方を(僕も) 
してきたと思われる。木星の英国皇族の儀式を思わせる弦楽器部分は色々な歌われ方
もされ、大声を張り上げる演奏も普通だ(ブラームス交響曲1番の終楽章も同じだが)
他の歌い方、重心のかけ方等、そのように捉えるとどうしても長いこの作品、最後に
向かって求心力が散漫になる傾向が強い。
特に女声合唱の「神秘性」はなかなか実現性が乏しいのだ。
女性が神秘だと思うことが出来れば天下泰平だし。
そこで僕なんぞは、最近シンセサイザーで全く合唱と同じにいやそれ以上に神秘的な響きを
1音1音純正調に整音しながらやれるのでそのように行ってもいた。
京都、高台寺のアンドロイドによる説話のように。
今回40人という贅沢な人数のコーラスでのオファーだ。断ることも出来ず飛び込んだが
それぞれのホールの裏の状況を其れこそ何とかプラス思考で取り組んだ昭和音楽大学の
学生さん達、健闘した。なんたって音程音色が難しいのでちゃんと発声が出来ないと
到底無理なしろもの。海の精ネプチューンではあるがローレライの乙女のように破滅に
導くことはなかった。12月読響とのマーラー3番でも彼女たちは合唱に参加だと聞く。
フェスティバルホールでは脇のドアを開閉しないで遠くからコーラスを聴こえさせる
ことが出来たのは、以前大フィルとの「青髭公の城」での5つの秘密のドアの経験だ。
裏コーラスの時に詳しい大阪の訳知り達を欺いてドキドキさせることが出来たのは、
超スカッとした!!不服や!まねするな!

ピアノストはフランス生まれの才人29歳!!作曲もするらしい。勉強も凄く出来る
フランス人らしくタッチそのものが明快。MICHIYOSHIとの相性は惑星間運動のように
ぐるっと回って協調してくれた.引き出しに色々持っている!

みなと未来、サントリーホール、フェスティバルホールと梯子が出来るオーケストラ
を支える読売新聞、巨人軍もだが本家の新聞を斜陽にさせないアイディアのある人々が
この国に生まれることを強く祈ります。


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