群響 第553回定期演奏会

2019.11.23
高崎芸術劇場 大劇場
午後 6時45分開演(午後 6時開場)

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武満徹 : 鳥は星形の庭に降りる
ブルックナー : 交響曲 第7番 ホ長調 WAB107 【ノヴァーク版】

群馬交響楽団

チケット: 全席指定 SS席6,500円・S席 5,500円・A席 5,000円・B席 4,000円・C席 3,000円
演奏会お問い合わせ先: 群馬交響楽団 027-322-4316

【道義より】

感激する。
群響にやっと「響きに助けられる劇場」が与えられた!
もうすぐ75年にならんとするグンキョー、日本のオーケストラとしては長めの歴史がある。
喰うや喰わずの時に音楽が欲しかった人が沢山居た高崎・・・・・。
生活に余裕なんか全く無かった戦後という時代に、オーケストラを作ったのだ。
日本中のクラシック愛好家が憧れるほどの未来志向の高崎の人々の愛情がいっぱい
溢れていたあの群馬音楽センターも、作られた1950年代から時は過ぎた。
レイモンド氏設計のガラスのホールは建物としてとっても魅力的だった・・・が
(僕の生まれ育った成城学園にはレイモンド不動産という名の不動産屋が
60年代に出来て外人向け賃貸住宅中心に成功していたのを思い出す)
「音響設計」はない時代の物で、カッコイイんだが「包み込む音響」を
好むシンフォニーオーケストラ音楽には本当の意味では
長い目で見れば足枷だったとも言える。
特にブルックナー、やフランス印象派の音楽と呼ばれる音楽は、あのホールには
向かなかった。
今回、この個性的な色彩で内部を彩られた新ホールで名曲、第7番と印象派に影響
された武満の音楽をを演奏することに、僕は大きな喜びをメンバーとお客さんと
分かち合えた。
ホール全体に一つの一体感があるではないか!いい色だし。
思えば昔は練習を「会議室」でやらねばならなかった時代から
「シンフォニーホール」という名の練習場で行われた群響の長い演奏の積み重ね。
これからは、駅の反対側、昔は何もなかった!?場所に今レストランやバーもある
ファッショナブルな劇場とともに歴史はさらに変貌を遂げようとしている。
本番後、いや、それよりも前半の武満の星型の【五角形の】へのお客さんの熱狂には
こちらは胸がいっぱいだった。15分にならない前半なのに確か、僕は五回は袖から
呼び戻されたのだから・・・・!。
武満徹氏は浅間山麓で(この作曲も)作っていたが、あの熱狂は浅間山の噴火!。
さて、、、、
この時代、世界的にメンバーに女性が大きな場所を占めるようになっているが、
群響も女性群が今や中心。
「ナデシコ」と呼ばれる日本女性の、優しさを秘めた強さはウィーンフィル
の男達を何人も仕留めて来ているが、音楽表現として「強さ、野蛮さ、ガッツ、
アタック、バンカラ、リズムへのこだわり」には、パワー不足であることが多々ある。
今回、十分な練習時間をもらい、その辺を道義ジジイは意識した演奏を試みた。
そんな歴史的にも男性優位の作曲家による強大な作品も、実は本質的には女より弱い
男という生き物の纏う偽の姿なんだが・・・・・。

最後に引っ込む時ラグビー風スクラムで、ホールの壁に体をぶつけてみたら、
新しくツルツルの床は、ジジイを人前でブザマに転ばせた!!
悔しかったぜい。


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