日本フィル 7/13特別演奏会

2020.07.13
東京都 : サントリーホール 大ホール
午後 7時開演

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※4月29日(水・祝)の第385回名曲コンサートは全席払い戻しとなりました⇒https://www.japanphil.or.jp/concert/24166

J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(オルガン独奏)/ 石丸由佳[org]
J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ(オルガン独奏)/ 石丸由佳[org]
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61 / 前橋汀子[vn]

チケット: A席4000円 B席3000円 A席(寄付付き)7000円
演奏会お問い合わせ先: 日本フィル・サービスセンター TEL:03-5378-5911(平日11:00-16:00)

【道義より】

久しぶりの有観客コンサート?意外と普段と同じ平常心で終わった。

以前、大阪フィル時代に、沢山の学生が聴きに来た演奏会で、
風邪がはやっていた時期だったのだろう、学生がみんなマスクを付けて舞台側から
見るとシラ~として心が冷えるような異様な光景。
道義大先生は「今日は色んな話をしながらの演奏会、お互いが色々な思いを交換
しながら進めたいのでみんなそれ取ってくれ!表情を見せて欲しい」と
壇上から言い放った。彼ら、お互いの表情を見回しながらズルズルと取ってくれた
ことがあったのを思い出す。
(勿論引率の先生にはそう言いますが良いですかと?許しを貰ってのこと)

今世界中が仮面舞踏会のように顔半分を隠していて、
大先生のご威光なんかまったく意味がなくなっちまっている。
何せ人に移さない、移されないという善意、エチケット、常識、のシンボルだ。
十字架のネックレス、お守りの数珠の腕輪のように、一種の信仰信心と同様、
着けていると何か安心が与えられる人が大勢を占めているようだ。科学的にも
多少のエビデンスがないわけではないが・・・。

1月から正義の味方道義大先生裸の王様は、「virusと戦っても無駄!負け戦なんだ
から、共存するしかない、敵は雑草のようにどこにでも生える!」
と宣ってきた。
「外国とちがって日本では律儀に雑草を少しずつ摘んでいる」
と言ったのは岡部信彦さんだが、それ以外、殺菌剤、除草剤、等で庭を雑草から
守ろうとしても何等かの副作用が必ず現れるのと同様、と私は「信じている」。
人間はそこまで有能だと「信じていない」

とは言え、今回の日本フィルとのコンサートは4月下旬の予定だった前橋汀子さん
の「たっての希望」でのベートーベンのバイオリンコンチェルトだった。
この方、若いときから赤いドレスがよく似合い、美形な顔と細いスタイルなので
人気があった。だが両手なんかよく見るとバイオリンには向いていないし、
なんと言っても、高校生で単身ソヴィエト時代のレニングラードに一途な気持ちで
留学(船、汽車で行く時代だ)彼の地で手の使い方も、一からやり替え
目指したロンティボーコンクールも一度は予選落ち、二度目の背水の陣で三位入賞
(1位であってもコンクールのご威光なんて3年で終わる)の後、アメリカに乗り込み
かなりの成功を収め、勿論美しさもプラスにはなったろうが、強い意志が全ての世界。
それでもアメリカにも疑問を持ちベートーベンやバッハの神髄に近づきたいとスイス
に住んでいた高齢なヨゼフシゲチーに師事するところまで食らいつき、多くの影響を
受けたりした人だ。
楽器だって自力で買って持っている超素晴らしいものだ。
一生全てが、バイオリンバイオリンバイオリンの日々だった先輩が

今どうしてもベートーベン!!

と言ったコンサートがvirus位のことで簡単に潰れそうになったので、
正義の味方禿げ爺は、世間がなんだ!何が何でもやりましょう!と日本フィルハーモニーに
談判していました。

三ヶ月遅れでしたが実現できて、本当に良かったです。神に感謝です。

ひょっとしたらvirusにも感謝です・・・・なぜなら不思議な特別感がある時期
となったからです。これは2年後では成立しないことだったと思います。

僕も尊敬と片思いを込めてベートーベンのロマンスをアンコールにピアノで
半分献呈出来て思いを形に出来ました。
これら全てを受け入れてくださった、平井さん、日本フィルの皆様、何より
勇気を持ってサントリーに来て下さったお客様に、感謝しています。

300年前の楽器制作者ガルネリさんも本当に喜んでいると思います。


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