日本フィル 7/30特別演奏会

2020.07.30
東京都 : サントリーホール 大ホール
午後 7時開演

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ドヴォルジャーク:交響曲第9番 ホ短調 op.95 《新世界より》

日本フィルハーモニー交響楽団

チケット: A席4000円 B席3000円 A席(寄付付き)7000円
演奏会お問い合わせ先: 日本フィル・サービスセンター TEL:03-5378-5911(平日11:00-16:00)

【道義より】

旧世界より

なんだかんだとご心配される方もいるのでPCR検査して完全陰性でした。
こちらからどなたかに何かを移すことはありません。(これは14日のすぐ後の文章。)


さきほどコンサートの後半?「新世界より」が終わりました。
お客さんは半分。前半であったはずのベートーベンのバイオリンコンチェルトから
休憩が長かった!!とか言えない。実はお客様にコンサートの終わりに
「前橋さんから皆さんにLOVE!」と一言私が言いましたが,お客さんはキョトン!
・・・・アアそうか、前半のお客さんと後半のお客さんは違う人達だったのだ。
ごめんなさ~い,現実が判っていなかった。

隠しようもなく俺もこんな具合で旧世界に属する人類なのかと感じる昨今だ。
一週間前に癌研有明病院の主治医に,「もう来ないで良い!」と言われたばかり
で元気そのものなのだが。
14歳で新世界よりを始めて聴いたときからこの名曲と沢山の思い出が共にある。
今回この曲だけでお客さんに
「来て良かった,日フィルも道義も大したもんだ!サントリーホールが一晩
8000万円で呼ぶウィーンフィルと比べても感動に遜色はない!」
と思われたいという・・・隠しようもない良い意味での名誉欲?・・・気持ち。
僕も久しぶりに燕尾服を着て、日本フィルと魅力のある演奏が出来たと思う。
イングリッシュホルンソロ、コンマス、弦楽合奏ブラヴォ。集中力のあったお客さんも。


しかしこの日の朝、燕尾服を出したらなんとカビが大発生していた。そのうえ近所を
歩いたら「高橋洋服店」・・・僕の燕尾を縫ってくれていた(高価でしたが)高い技術を
持つ夫婦の素敵な家兼お店に、重機が入り壊されていた。
コロナで演奏会がない現実がカビに現れ,、、、指揮者さえテーラーメイドの服を着る人が
少なくなっているこの時代の遷り変わりが凝縮された朝だった。
その上偽の大地震の警報さえ鳴り響いた。どうせ来るんだったら早く来いってんだ、
後に延ばしてなにか意味があるのか?

我々が生きている新世界?では世界中が人々は新型virusに恐れるあまり経済が萎縮し、
触れあいさえ恐れ、匿名の人々の告げ口を恐れ、旅人には来るなと言い、顔を隠して
互いに距離をおこうとしている。
便利なスマートフォンでずるずると係わってくる人々と現実では逆に遠ざかりたいの
だろうか。

そんな「新世界」より、今晩の演奏は昔へのノスタルジアを余すところなく、
音画として人々に届け「昔は良かった」と激しく強く言い切ったつもりだ。
有り難う、色々あったがやって良かった。やれて良かった。

やれやれ。


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