広響 第31回呉定期演奏会

2021.08.01
呉信用金庫ホール(呉市文化ホール)
午後 2時30分開演(午後 1時45分開場)

210801_kure.jpg

ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98

ヴァイオリン:佐久間聡一
チェロ:マーティン・スタンツェライト
広島交響楽団

[フライヤーPDF]

チケット: S:3,800円 A :3,300円  B:2,800円 学生:1,000円(当日要学生証)
演奏会お問い合わせ先: 呉市文化振興財団(呉信用金庫ホール内)TEL:0823-25-7878 広響事務局 TEL:082-532-3080

【道義より】

このところ、ブラームスに熱中症。俺自身の精神構造から言って、
ブラームスが上手く振れる,又は共感出来る演奏になる指揮者だとは
何となく思えなくて、積極的にブラームスに傾注してきた過去はない
のだが、新日フィルとの2番、又広響での3番4番とエクストンの
勧めもあって真面目に取りかかっていた。以前ギドン・クレーメルと
のコンチェルトでクリスタル賞という大阪シンフォニーホールの賞を
貰った記憶にあるが、まあギドンとだし・・・と思って・・。
世の中の「思い込み」というのにはなかなか抗えないのが人間だ。
例えばマーラーに感情移入が烈しかった30代から40代にはマー
ラーサイクルを行ったし(携帯電話本番ぶち壊し事件ですっこ
ろんだり、母が亡くなったりした為CD販売の意欲をなくした経験)
そのあとはショスタコーヴィッチ連続演奏会もやったのだが・・・
ある日妻の珠世に
「ミイちゃんのブルックナー良いよ、なんというか身体の動きが
ああゆう音楽に合っている感じ・・マーラーよりも」と言わた。
・・・アアそういえばそうかも、、なんか無理矢理からだや感受性
を絞りだす感じではなくやれているよな・・・と気がついてから
積極的にブルックナーを取り上げた続け、それが鎌倉芸術館での
N響とのブルックナーの5年連続シリーズにつながった。
あのときも、あのN響からブ~は全くなかった経験がある。
自分では何となくブルは尾高忠明の世界、と決め込んだ学生時代
の思い込みに捕らわれていたようだ。
この様に、人はおのれの事を一番知っているわけでもないだろう。
今回新日とはチェーさんとバイオリンコンチェルト、広響とは
佐久間さん+マルティンさんでもあったがすんなりと進んだ。

オリンピックや殆どのスポーツのように勝ち負け、1番2番が
有る世界ではない音楽の世界では(勿論売り上げが多いのが良い
演奏というわけでもない)楽員さんが耳打ちしてくれる
「ミッキーのブラームスいいね」が多いから良い、とか、又再演
してくださいとオケの代表に頼まれるから良いわけでもない。
ましてやお客さんの拍手が多いから良い演奏というわけでもない。
じゃ~~なんなんだ!キジュンハネエノカ~!
と言われそうだが、、、答えは
「ない!!」
確かに世界的なオーケストラに呼ばれることが一つの基準ではある
が・・・それも、ここでは細かく説明しないがそうでもない事が
多い。
僕の場合自分のもう一つの耳と、もう一人の自分の判断+何人かの
センスを信じている知人友人の言葉で納得することにしている。
また、僕は今までも沢山のコンサートに観客として聴きに行くこと
が多かった。それは音楽が好きと言うことよりも、多分自分の
価値観を試し、確認するためだったような気がする。
絵描きが彫刻家が展覧会に行くとは思えないが、僕は作曲家ではない
から,その辺微妙に違う。
作曲をするようになってからは、鏡の向こう側から自分を確かめる
道も開けたと思っているけれど。

ま,,,難しいんです!!
広響はもう40年前から時々行っているが,今年のメンバーとの経験
では、ものすごく素直に俺の目指す道を理解しようとしてくれて
有りがたかった。
そして最近増えた若い楽員さんと多少世代が上の楽員さん達(男性が
多いかな)の関係もぶつかり合いながらもそれがプラスに、なって
なれ合いを防止しているように感じもした。下野君の力なのかな?



91VgvCQM9tL._AC_SX679_.jpg

ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

降福からの道 欲張り指揮者のエッセイ集
「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

91VgvCQM9tL._AC_SX679_.jpg

ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂

「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

71y585U50+L._SL1417_.jpg

ショスタコーヴィチ:交響曲 第7番 「レニングラード」

大阪フィルハーモニー交響楽団

OVCL00627.jpg

ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」

大阪フィルハーモニー交響楽団

ovcl_00563_h1_l.jpg

チャイコフスキー:交響曲第4番
ショスタコーヴィチ:ロシアとキルギスの主題による序曲

大阪フィルハーモニー交響楽団