東響 モーツァルト・マチネ 第48回

2022.03.06
ミューザ川崎シンフォニーホール
午前11時開演

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<オール・モーツァルト・プログラム>
交響曲 第25番 ト短調 K.183(173dB)
グラスハーモニカのためのアダージョとロンド ハ短調 K.617/大橋エリ[グラスハープ]
交響曲 第29番 イ長調 K.201(186a)

東京交響楽団

チケット: 1回券 ¥4,000 *学生券のお申込み・お問合せはミューザ川崎シンフォニーホールへ。

【道義より】

時は過ぎ、時は巡る。

日曜日の朝にホール一杯お客さん!子供もたくさん!朋友岡部信彦君も中に居た。
激しいモーツアルトらしからぬ?25番(まさか!!17歳の作品なら自然だ)と半年後の
春の朝のように清明な29番の間にはまった晩年の作品(35歳が晩年!俺もあなたも
必要以上に生きているのかも)大橋さんのグラスハープによる5重奏のなんと平和で
豊かな世界!忘れられない。アマデウスの勇気ある実験音楽。
これを実演でそれもあれだけのクオリティーで聞ける川崎の皆さん‥神に感謝です。
勿論僕も‥楽屋で感激していた。僕にはさらに思い入れがあったから。
40年ほど前、京都市交響楽団音楽監督就任記念コンサートでこの作品を僕の
チェレスタと清水、呉山、柳生、柳田と演奏したから。
(クセナキスのノモスガンマとホルストのノモスガンマの間にね)
今回はすべてがモーツアルトに囲まれ、響きの素晴らしいミューザで、本当に
ワイングラスの林立を撫でるグラスハーモニカで・・・真の平和音楽だった。

世界は今また、私の父と母の若かった頃のように救いのないキナ臭さに覆われた。
ショスタコーヴィッチを演奏するのがもう本当に息苦しく辛くて、夜中には
悪夢を見る。それも自分が家族の咽喉を掻っ切ったり、家の中に裸火を燃やしたり、
舞台上で演じ演奏されていることが、現実を侵食してきて(真実はその逆なのだが)
もうこれ以上、分断と共に生きていたくない。
自分の国は大国でありたいという幻想が、強くなりたい、一番でいたい、長生き
したい、他の生物の上に立ちたいという向上心?が肥大化してしまう人間の性!

アマデウス・モーツアルト、彼の人生も戦いの連続だったが、身近に戦争はなかった。


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「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

1冊でわかるポケット教養シリーズ 指揮者の世界
第2章は井上道義の特別インタビュー「僕が指揮者になって、今も続けている理由」

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