仙台フィル 第356回定期演奏会

2022.07.16
日立システムズホール仙台・コンサートホール
午後 3時開演(午後 2時開場)

コープランド:クワイエット・シティ/木立至[E.H]、浦田誠真[Tp]
コープランド:バレエ組曲「ビリー・ザ・キッド」
グローフェ:組曲「グランド・キャニオン」

仙台フィルハーモニー管弦楽団

チケット: S席:¥5,100/S席ユース:¥2,000/A席:¥4,600/A席ユース:¥1,500/ Z席:¥2,000
演奏会お問い合わせ先: 仙台フィルサービス TEL:022-225-3934

【道義より】

悪夢を見続けるのは何故なんだ!安倍元首相が亡くなったはずなのに
近くのほったて小屋?に現れて僕が水を飲ますように差し出した両手に
言いたかったことを吐き出す夢や、今まで行った西欧の町が崩壊して
瓦礫ばかりになっているところを果てしなく、駆けずり回る夢、
朝起きたらヘトヘトになって顔がむくんでいたり・・・。


仙台は雨だった。何度も警報がうるさいほどの。しかし、
220716_1.jpg仙台フィルとのアメリカンプロには、カラッとした空気を想像させて広がりの大きい音楽になった。 と思う。
僕も初めてだった静かな町・・・「quiet city」は、曲の内実そのままの演出を行った。
220716_3.jpg若いトランペット浦田君、ベテランのイングリッシュホルンの
木立さんが充分に音楽の世界を可視化してくれた。
これって世界的にもそうはないアプローチ。ホールの裏方オケのステージマネージャー、一丸となって誰にとっても忘れられない世界となった。220716_4.jpg
人は結局孤独なもんだ。それぞれその分断を何とか超えようとあがく。
それが理不尽な理由による貧困や、行き過ぎた孤独に陥って希望を持つ
220716_5.jpgことが不可能になると人間は弾を込めたり飛び込んだり、他国を侵略したりする。
この曲の後にはアメリカ合衆国が明るさと、希望と、豊かさを謳歌していた時代の作品2曲。
この後、日本を負かし、欧州で第二次大戦を終戦させる等のあと、
朝鮮戦争でも一定の平和を作り出した成功体験がベトナムで泥沼の大失敗へと
進んでいくのだが‥‥皮肉なもの・・・成功は失敗のもと・・・となった。

とはいえ、音楽は時の芸術!素直に音楽で踊り、物語を想像させ、大自然を
目の当たりにするような名曲は、なんとなくヌルイ感触を見せた練習初日から
次第に一つの星を追いかけようとする数人の音楽家のエネルギーを梃子に、
1日目、2日目とお客さんから愛情に満ちた「我が街のオーケストラ意識」を背後
に私は感じていた。
マスクの中、互いの眼を恐れすぎてきた人々の心からの「BRAVO!」「ブラーヴォ」
は、全国に先駆けて、嘘のない音楽の活力を取り戻すきっかけになったと信じている。
難しい状況(ホール)だからこそ個性は「作られる」のだ。
個性とは求めて得られるものではない。さらに強い仙台を!
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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

1冊でわかるポケット教養シリーズ 指揮者の世界
第2章は井上道義の特別インタビュー「僕が指揮者になって、今も続けている理由」

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ショスタコーヴィチ:交響曲 第7番 「レニングラード」

大阪フィルハーモニー交響楽団

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ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」

大阪フィルハーモニー交響楽団

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チャイコフスキー:交響曲第4番
ショスタコーヴィチ:ロシアとキルギスの主題による序曲

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