読響 フェスタサマーミューザKAWASAKI 2022 告別と絶筆。一期一会のシンフォニー

2022.07.29
ミューザ川崎シンフォニーホール
午後 7時開演(午後 6時開場)

18:20から18:40 井上道義によるプレトーク(約20分間)
ハイドン:交響曲第45番「告別」
ブルックナー:交響曲第9番(ノヴァーク版)

読売日本交響楽団

【ライブ&アーカイブ配信有】詳細、購入はこちら

チケット: 一般 S席5,000円 A席4,000円 B席3,000円 ライブ&アーカイブ配信1,500円 ※友の会各席1割引 U25(小学生以上25歳以下)各席半額
演奏会お問い合わせ先: 友の会事務局 TEL.044-520-0200(10時-18時)

【道義より】

終わった感 強し。

実はこれ2回目の経験。1度目は8年前の鎌倉芸術館での
N響との9番があった。あの時は今より10キロ痩せていて、第九のみで練習
1日やるのがやっと。カジモトの小倉君の書いた道義の最後ものがたりでは、
「名誉の復帰はするのだがまあ程々で消えていく運命」・・・でも
残念でした!運悪く!死ななかった。あっかんべ~!
今回は、井上自ら練習があの時と同じような短い条件であった読響と、
それもハイドン付き。初めセッションでは俺自身に最後だという、
邪魔な意識があり、ロクでもない練習をやらかし、心千々に乱れたのだった。
駆け出しのように腹を壊すありさま。自分の心を整理してコミュニケーションを
心掛けたのが功を奏したと思う。「うまく行かない」のはすべて自分の問題。
人生もそうだと思いませんか?

プログラムノートにも書き、ナコさんのYOUチューブでも話したように、ここまで
来るのに紆余曲折?いえいえ、一本道。上手い具合に歳を重ねてブルックナー。
今日の演奏はポジティブに未完の作品を完成させる健康的な?哲学(考え方)で
きっと聞いてくれた人にはそれぞれの人生への肯定感が伝わったと信じられる。
「無理な輸血での延命措置」のような4楽章を付け加えたりしない!!
寂寥感の表現の表現に成功したフルートの倉田さんはじめ、素晴らしいホルン、
等金管の一人一人の「かけがえのない毎日の積み重ね」がこの演奏となった。
神に感謝だ。
...どうも僕がそういうと「kamini kannsha」とローマ字読みの偽の雇われ牧師の
唱える教会風結婚式のように響かないかと恐れる。
でも皆さん、神について、悪魔について死について、愛について、音楽について
国について、平和について、存在について・・・・・・・
正面入り口から入る毎日を送っていますか?

ハイドン45番が意外と楽屋裏に来てくれた友人に大好評だったのが、
重層的道義人生
としては殊の外嬉しい事だったことを付け加えてこの文に幕を下ろします。
1年で一番好きな夏休みだ!


『ほぼ日刊サマーミューザ 2022/07/30(土)朝刊』→ [PDF] 220730_muza.jpg


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「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

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第2章は井上道義の特別インタビュー「僕が指揮者になって、今も続けている理由」

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