NHK交響楽団ベートーヴェン「第9」演奏会

2022.12.21
NHKホール
午後 7時開演(午後 6時開場)

ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 op.125「合唱付」

クリスティーナ・ランツハマー[Sop]
藤村実穂子[M.Sop]
ベンヤミン・ブルンス[Ten]
ゴデルジ・ジャネリーゼ[Bs]
新国立劇場合唱団 東京オペラシンガーズ
NHK交響楽団

チケット: S席15,000円 A席12,000円 B席9,000円 C席6,500円 D席4,500円(ユースチケット25歳以下あり各半額)
演奏会お問い合わせ先: N響ガイド03-5793-8161

【道義より】

一日目としては相当完成度の高い演奏が成し遂げられたと思う。
初めて第九を歌ったグルジア、ジョウジア出身のバス歌手、
ゴデルジ!眼鏡して、楽譜に嚙り付いていたが、本当に素晴ら
しい声の持ち主。あれは、東洋の歌手ではできない響きと
思われる。若々しくも明るく無理のない声質のテノールの
ベンヤミン、ソプラノのクリスティーナと藤村さん、ドイツ
の響きを基本に良いクワルテットだった。


「歓びの歌」をホールに届ける意欲的な新国とオペラシンガース
(彼らとは19年の1月8日に北京第九をやった記憶が生々しい。
コロナ発生ど真ん中だったが何事もなく帰国した・・・・
余計なことだが彼の国のコンサートホールは素晴らしいが、
オーケストラは・・・うううむ大切に扱われていなかった)
あの後マスクしようがしまいが多くの人がコロナヴィールスの
影響で人と人との間をいつの間にか分断し、特にこの人たちには
唾を飛ばす悪者!?扱いが長く続いた。
子供の顔から表情を消し去るような、行き過ぎた病気や死の恐れは
毎日の生活にある歓びさえコントロールしようとしている。
もちろん人の世界は歓びばかりではない。世界には凍るような
残酷な悲劇が満ちている。
今日、ホールに満たされた肯定的、ポジティブな態度こそが、
世界にパンデミックに広がることを祈る。明日も第九!


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