Kitaraのクリスマス ~道義のラストクリスマス~

2023.12.23
札幌コンサートホールKitara 大ホール
午後 3時開演

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豪華絢爛!道義からのサプライズプレゼント

シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」より 第2部
ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(1919年版)
アンダーソン:クリスマス・フェスティバル

舞踊・振付/森山 開次
管弦楽/札幌交響楽団

チケット: 発売前
演奏会お問い合わせ先: 札幌コンサートホール 事業課事業係 TEL 011-520-2000(代)

【道義より】

もともと今の上皇様の誕生日23日は僕の誕生日でもあったが、ある時から国民の祝日に
なったこともあり札幌にはこの時期何度も何度もクリスマスコンサートをやりに来ていた。
もとよりクリエイティブでないコンサートは興味がないので、ホールの人も札響の人も、
痛し痒しだったこともあったでしょう。今でも大失敗だとよく覚えているのは、堀内充
さんたちとやったオケとバレエの掛け合い。やる方(井上やダンサー)には常識のクラシ
ックバレエのパントマイムの決まりごとが、お客さんにはチンプンカンプンだった事件!

そして今もうこの世に居ない何人もの札響の友人・・・・飛行場に送ってくれたり、一緒に
だるまのジンギスカンを食べたりした。アカデミー合唱団の永井先生とは寿司処サッポロ。
今回は井上は坐骨神経痛にもかかわらずマイナス6度のススキ野に過去のノスタルジーで
繰り出し、ハハハ,風邪ひいてしまった。あほジジイ。

今回は森山開次という天才ダンサーに火の鳥を舞ってもらった。共に舞台に立つ最後だ。
彼には来年、全国展開のプッチーニのラボエームの演出をやっていただく。そのラボエーム
に至っては、あまりに感動した経験からパリ、30年ほど前カルチェラタンに家を買った
(もう売ってしまったが)。俺の人生半分はノスタルジーかも!!そう一番は3歳の時の
明治生まれの祖母のスエさんに始まる・・・・。

キタラの中と外には安田侃さんの石の彫刻が待っていた。乗っても触ってもかまわない彫刻!
あのような大きな石彫刻は、イタリアのカラーラと言うミケランジェロ以前からの、大理石が
産出する世界に類のない村があって、そこのマイスターたちが彫刻家の脳味噌から出た小さな
雛型を実際の大きさに削っていくのだ。まるで作曲家とオーケストラではないか。

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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

降福からの道 欲張り指揮者のエッセイ集
「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

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