井上道義(指揮) ザ・ファイナル・カウントダウン Vol.2

2023.12.17
大阪府 : ザ・シンフォニーホール
午後 2時開演(午後 1時開場)

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〈道義 最後の第九〉

アンダーソン:クリスマス・フェスティバル
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 「合唱付」 op.125

[ソプラノ]髙橋絵理
[アルト]林眞暎
[テノール]村上公太
[バリトン]杉尾真吾
[合唱]大阪フィルハーモニー合唱団
[管弦楽]大阪フィルハーモニー交響楽団

チケット: A 8,000円 B 6,000円 C 4,000円
演奏会お問い合わせ先: ABCチケットインフォメーション TEL:06-6453-6000

【道義より】

30歳ではじめてニュージーランドで指揮をする前に自宅で、張り切り過ぎて
「僕の右腕は強いからぶら下っても良いよ」と言って腕にぶら下がらせて
母親を喜ろこばせたが、その時「ガチッ」と音がしてどこかが切れ、第九の
練習の指揮は殆ど左手で振った・・・(トホホだった)その後、何回も何回も
やってきた第九。
打ち止めは、結果も心もすっきりと終わった。意外ともいえる大フィルの前向き
な整った力演、そしてなんといっても僕のマネージャー、何度も数々の第九を
嫌というほど聞いてきた小倉君に「今までの合唱の中で一番良かった!驚いた!」
と言わせた大フィル合唱団(指導は福島章恭さん)そして、若い4人、僕の愛する
髙橋絵里、マーラー2番で大成功したアルトの新人、林眞暎(まえ)、村上公太
さんはもっともっと注目されるべきテノール、姿からしてのびのびとした
杉尾真吾君の4人の四重唱に支えられ、・・・・そしてやはりこういう曲には
天下一品のシンフォニーホールにおいて、道義は心の底から毎秒毎秒音楽に
集中することができた。
・・・・・・映像で残っているN響+新国立劇場合唱団のものも素晴らしいが
(あれは定期1日目録画で2日目は、全てが整った。NHKは録音機材の関係?で
録画は常に一日目を撮るのが、ちょっと残念)・・・・・
NHKの教育番組で「第九を歌おう」の番組演出とパンフレット編集をNHKの
音楽班の方たちとああでもないこうでもないと作り、幸い再々放送まで行われた
こともあったが、いまテレビにそんなエネルギーが無くなって久しい。あの番組
を見て歌手を目指し自滅した人、成功した人を知っている・・・・。

北朝鮮の要請で彼の国初の第九を振りに行った20013年の後」アンサンブル
金沢の演奏会の外では右翼の街宣車が「監督の井上はとんでもない奴だ!!」と
がなりまくったこともあった。


思えば大フィルで初めの時は楽員さんに「2楽章、おっさんの2番のテンポだ!
驚くじゃないか!!」と言わせてしまったし、ある時は初めてのシンフォニー第九
では尿路結石の発作に見舞われ開演を遅らせて痛み止め注射で振った。今回その
コンサートを覚えていてチラシを見せて「あの時音楽に感動してしまって・・・」
と言ってくれたファンの方が裏に来てくれた。その時、僕を介護してくれた原万理
ちゃん?さんも着物で聴きに来てくれた!!京都の友人も何人も。

そう。思い残すことのない節目の日となった。感謝します。


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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

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「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

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