モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」~庭師は見た!~新演出<熊本公演>

2015.11.14
熊本県立劇場演劇ホール
午後 3時開演(午後 2時30分開場)

全国共同制作プロジェクト(全4幕・字幕付 原語&一部日本語上演)

指揮・総監督 : 井上道義
演出 : 野田秀樹
副指揮 : 佐藤正浩

アルマヴィーヴァ伯爵 : ナターレ・デ・カロリス
伯爵夫人 : テオドラ・ゲオルギュー
スザ女(スザンナ) : 小林沙羅
フィガ郎(フィガロ) : 大山大輔
ケルビーノ : マルテン・エンゲルチェズ
マルチェ里奈(マルチェリーナ) : 森山京子
バルト郎(ドン・バルトロ) : 森雅史(5・6月公演)、妻屋秀和(10・11月公演)
走り男(バジリオ) : 牧川修一
狂っちゃ男(クルツィオ) : 三浦大喜
バルバ里奈(バルバリーナ) : コロン・えりか
庭師アントニ男(アントニオ) : 廣川三憲

新国立劇場合唱団
金沢フィガロ・クワイヤー/オーケストラ・アンサンブル金沢(5月石川公演)
フェスティバルホール フィガロ クワイア/オーケストラ・アンサンブル金沢(5月大阪公演)
兵庫芸術文化センター管弦楽団(6月6,7日兵庫、10日香川公演)
東京交響楽団(6月17日神奈川公演)
読売日本交響楽団(10月24,25日東京公演)
山形オペラ協会合唱団/山形交響楽団(10月29日山形、11月1日宮城公演)
宮崎県立芸術劇場コーラスアンサンブル/九州交響楽団(11月8日宮崎公演)


声楽アンサンブル :
佐藤泰子、宮田早苗、西本会里、増田 弓、新後閑大介、平本英一、千葉裕一、東 玄彦
演劇アンサンブル :
河内大和(5・6月公演)、川原田 樹、菊沢将憲、近藤彩香、佐々木富貴子
佐藤悠玄(10・11月公演)、下司尚実、永田恵実、野口卓磨
チェンバロ、コレペティトゥール : 服部容子

チケット: S席8,000円 A席6,000円

【道義より】

書こうと思うが、元気がない。待って、と書いてから24時間、まだ元気はないけれど書く意欲は出てきた。

終わった!

これだけの終息感は殆ど経験していない。ショスタコーヴィッチ全曲連続演奏会よりも激しかった。
言い出したのが僕だから、途中で文句を言う相手はいなかった。それどころか一時、恐ろしいほどの人々の英知と労力とを巻き込んでしまっているこの企画、やってはいけなかったのではないかと自問したことさえあった。
でもやって善かった野田!これは間違いない。野田さんは逃げずに戦った。
昨日から元気がなくなる原因になった公演後の打ち上げの乾杯のとき、野田さんがビール片手に、
「胃の上がいっぱいだ!(胸がいっぱい)」と野田らしい誉め言葉をくれた。
それは僕には世代的に「太陽がいっぱい」とも聞こえた響きだった。

文化庁が多くのホール間での共同主催に大変乗り気だったというタイミングも手伝い、ぼくは中村ヨシキ、山田広幸、
両ダンプトラックプロデユーサーの奔走に助けられ無事、10か所、全14公演を終え、事故はなかった。
シングルキャストという(半病人?の指揮者も含め!)タイトロープは出演者全員に負担も大きかっただろうが、野田さんと僕とのせめぎあいから生まれ出た愛の結晶のフィガロの結婚は、今後の日本のオペラ界の道に大きな希望を残したと自負している。本当に皆さんありがとう(この言葉をささげる人の名前を書くべきか?そう、皆大変だっただろうがすごく楽しんだと思えるし,生涯の思い出になったと思う)
感想・・・・・・・・?
自分の音楽は棚に置いての批評らしきことを書こうと思えばいくらでも書けるがやってはいけない事だろう。この位で筆は収めよう。
熊本、そして宮崎のオーケストラは九州交響楽団だった。
確かに多くの課題を裸にしてしまった(モーツアルトは裸体のエンジェルのようなふりをしていながら同時に、人を透視し、ごまかす事が出来ない作品群を残した真の天才だ。)だろうが、音楽家にとっては心地よいことでもあったと信じる。
太陽がいっぱい!


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