東京交響楽団演奏会【指揮:井上道義 ピアノ:田部京子】

2018.11.17
佐倉市民音楽ホール
午後 2時開演

ムソルグスキー : 交響詩「はげ山の一夜」
モーツァルト : ピアノ協奏曲第21番 *
ムソルグスキー : 組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編曲版)

* 田部京子[Pf]
東京交響楽団

http://www.city.sakura.lg.jp/0000018864.html

チケット: A席:4,900円 B席:4,500円 学生:3,600円
演奏会お問い合わせ先: 佐倉市役所 市民音楽ホール TEL: 043-461-6221

【道義より】

佐倉市のホールは小さいのだが、好きだ。大きくて閑古鳥が鳴くようなのは
最低だが、小さいと人で一杯な印象も強く、お客さんの顔が見える。
これが何よりで、好きだ。若い頃愛したルーマニアの大学町、クルージュのホールを
思い出す。確かにコストパフォーマンスは悪いだろう。
しかしCDや、テレビなどでは絶対に味わえない世界がそこにある。
今回地震対策をして、さらにきれいになった。聴きに来られた市長さんも正直に
喜んでいた。

田部京子さんのピアノは古典では非常に素晴らしく、無駄なものがないのに、
必要なもので一杯だった。このホールと一体感のある人生観、存在感、の持ちかただ。
そうそう!ピアノも新品で、未来に向かって輝いていた。
東京交響楽団。忙しく、きついオケだが、そこのオケの首席コンサートマスター、
グレブ・ニキチンさんが、「私はいやと言うほどこの曲展覧会の絵を演奏してきたが、
今日のが一番だった」と言ってくれた。
こういう発言を自信を持って言えるのは,僕から見れば、人として素晴らしいと思う。
オケの責任あるポディションの人は他の指揮者に気を使ったり、価値観はそれぞれ
だからとか言って、なかなかはっきり言わず、骨抜きが多く、日本人の美徳?なのか、
その辺の音楽雑誌の○でもない×でもない、批評という名の感想文のような事
を言う人がほとんどだから。


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「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

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