グリーン・エコー第60回演奏会

2019.03.09
愛知県芸術劇場 コンサートホール
午後 5時開演

190309.jpg

ペンデレツキ : 広島の犠牲者に捧げる哀歌(弦楽作品・名古屋初演)
伊福部昭 : 交響頌偈『釈迦』(名古屋初演)
ペンデレツキ : クレド(日本初演)

モニカ・ブチュコフスカ/アグニエシュカ・グロハラ[Sop]
ヨアンナ・モトゥレヴィチ[M.Sop]
ピオトル・マチェヨフスキ[Ten]
パヴェウ・コウォジェイ[Bs]

【児童合唱】名古屋少年少女合唱団
【合唱】グリーン・エコー
【管弦楽】名古屋フィルハーモニー交響楽団
【合唱指揮】荻野砂和子/河辺泰宏

チケット: S¥5,000 A¥4,000 B¥3,000 Y¥1,000(学生券)

【道義より】

2014年にラフマニノフの「鐘」とシュニトケの「長崎」という曲
でのグリーンエコーとのコンサートを、キャンセルした。
俺が中咽頭癌ステージ3~4で治療に入ったからだった。
昨日、2019年3月ペンデレッキの「広島~」と、「クレド」の
日本初演と、伊福部さんの「釈迦」という相当冒険的なプログラムで
コンサートを終えることが出来た。
神にも仏にも感謝!そしてこのような作品に出会わせてくれた合唱団
に、感謝!いっぱいのお客さんに感謝!
ポーランドから5人のソリストを呼んでくれた、梶本の佐藤さんにも
感謝。
俺の体力に感謝?あまり長生きなんかしたくないが、この「クレド」
中心のコンサートに、相当命を懸けた気がする。
ホントに難曲!
グレーエコー?の皆さんも、死に物狂いでしたね!
名古屋少年少女合唱団は、皆に希望を与えてくれてありがとね!
名フィルは、たった2日であそこまで行けたことに、
誇りを持って良い。例えばホルンソロ等は文字通り、常にエコーが
絡む様な、書法。オケ全員に孤独さと不安を持たすような、書法。
(元気なペンデレッキには国際電話でいくつか質問。何せ演奏される
のを喜んでいました)
打楽器には不思議なボーバンというものも入って、超絶的!
サディスティックともいえるチャレンジ精神で書き込んである。

しかし、この作品、メッセージに「宗教を超える音楽」という風情が
あり、最後にホールに、救いはない...しかし希望は感じられる・・・
ある種の深い感動が、残される。昨日の演奏にはそれがあった。
そこには、現代特有な複眼的世界観があって、
「何かを信じることへの不安」と「愛の犠牲」が「演奏という行為」
の中に同時に語られた。

伊福部の「釈迦」は名前を「ブッダ」にすべきと思う。気宇壮大な
大きな広がりを感じさせ、一回聴いただけでも「愉しめる、音楽」
だし、日本語=漢字からも脱却していると思うから。
アジア全体の持つ、おおらかさを捉えたにっこりしちゃう作品だ。
まあ、笑っちゃう人も言うんだろうけれど・・・・!
頭を丸めたジジイにはピタリだった・・・・カモ、アヒル

以上


91VgvCQM9tL._AC_SX679_.jpg

ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

降福からの道 欲張り指揮者のエッセイ集
「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

91VgvCQM9tL._AC_SX679_.jpg

ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂

「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

71y585U50+L._SL1417_.jpg

ショスタコーヴィチ:交響曲 第7番 「レニングラード」

大阪フィルハーモニー交響楽団

OVCL00627.jpg

ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」

大阪フィルハーモニー交響楽団

ovcl_00563_h1_l.jpg

チャイコフスキー:交響曲第4番
ショスタコーヴィチ:ロシアとキルギスの主題による序曲

大阪フィルハーモニー交響楽団