広響 第413回定期演奏会

2021.07.09
広島文化学園HBGホール
午後 6時45分開演(午後 5時45分開場)

ブリテン:ヴァイオリン協奏曲 Op.15/金川真弓[vn]
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90

広島交響楽団

[フライヤーPDF]

チケット: S:5,300円 A:4,800円  B:4,300円 (学生:1,500円)
演奏会お問い合わせ先: 広響事務局 TEL:082-532-3080

【道義より】

運良く、豪雨にも祟られず、終わったコンサートは
マユミ・カナガワの、力強い美音で幕を開けた。
まったく知らなかった新人、下野さんの言葉を信じて
受けたブリッテンのコンチェルト、初めてだったが、
とても愉しんだ。ブラームス3番は、ホールで練習が
3日間出来るという運の良さにも恵まれ、
将来cdとして良いモノが残ることになった.
エクストン江崎さんに感謝。
何人かのエクストラ首席にも助けられたが、広響は、実に
力が上がった。僕にとっての広島は、イサムノグチであり、
三宅一生であるが、今日の広響はその存在と肩を並べた。
有難う!
以下はコンサートの前の練習初日後の文です

広島のお客様へ

ある日電話が突然鳴り(最近では珍しい表現かも)下野君が広島交響楽団の
定期の来られない外人指揮者の代役を頼んできた。実はこういう直談判!好きだ。
世の中、皆メールなどの、利便性?にすっかり脳味噌をやられているので
こういうことが非常に少ない。実は50年ほど前からこういうことは少ない。
もっと言えば、俺にももちろん「マネージャー」は23歳の時から居て、
その恩恵に授かってきている。
その利便性!は、例えば、どこぞの国のどこぞのオケから何かを頼まれても、
実力が判らない、ソリストも知らない人、曲も新曲を頼まれたとかだと
受けるか受けないか悩みようがない。
例えばロンドン交響楽団やウィーンフィル、とかなら、何がなんでも受けて
しまうだろうが、(若い頃だったらの話し)世界は広い。日本だって広い。
団体の個性もあるし、自分には限られた一生の時間の中で
自分の持つ才能をを育てなければならない責任もあるから受ける受けないの
判断が難しい。そのようなときマネージャーさんの助言は頼りになるのだ。

だが・・・今回、これを書きたいのだが・・・頼まれたら「お返しをする」
のが世界の常識の世界なようで、オーケストラの指揮を頼まれたら、自分が
どこかの「ポスト」を持っているとそのオケなり団体のコンサートの公演に
「呼んであげる?」事になって居る。
このことを利用して日本はもとより何処の国の指揮者も、「活躍の場」を
広げている。このことに以前から俺は無性に腹が立ち続けている。
ある指揮者やソリストが何らかなポストを持ちたがるのはどうやらそのことも
強いモティべーションの一つなのが・・・50年前から腹立のままだ!!
GIVE and TAKE 芸術世界ではやめてくれ。
オーケストラにとってある指揮者は、ある作品に対する能力が高いから刺激を
貰うために呼ぶのが第一だろうに。
ある人が、得意でも無く、古楽しかやったことのない人にロマン派の大曲を
やらせる代わりに、ポストを持つオンガクカントクはある人のオケで
その国デビューをするとか・・。
カラヤンは小澤さんに「君こういう曲をやるときはカリアリのオケとか、
オーストラリアのどこかで振ってからやりなさいよ」とテレビで公言していたが、
そのことと僕が今書いていることは意味が違う。似てるけど。 

下野君が僕に何か頼んでも僕に貸しにはならない。俺はポストがないし
お中元いただいても返す意識がない。   頑張ります!
だから頼まれたとき曲を変えさせていただいた。
いわゆる評判の曲ではなく、今の僕にこそ振れる曲に。幸いそのことを
見抜いて録音をしようというエクストンの江崎さんだ。商売にならないと思う。
頑張ります。
ブリッテンのバイオリンコンチェルトは下野に頼まれたときは
聞いたこともない作品だった。幸いソリストも未来のある素晴らしい人だ。
どうもなかなかの名曲な感触・・・でも難曲!

広響、頑張ってます。 


◆中國新聞
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