東京芸術劇場Presents 読売日本交響楽団演奏会

2022.01.28
東京芸術劇場コンサートホール
午後 7時開演

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藤倉大:Entwine (日本初演)
シベリウス:交響曲第7番 ハ長調 op.105
マーラー:『大地の歌』/池田香織[Alt],宮里直樹[Ten]

読売日本交響楽団

チケット: S ¥6,500 A ¥5,500 B ¥4,500 C ¥3,500 D ¥2,500
演奏会お問い合わせ先: 東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)

【道義より】

大地の歌が好きか興味があるものの、日本人歌手なら期待しない、行かないなら、
間違っています、宮里と池田すごく良いです。この二人以外に誰が歌えますか?
少なくとも俺も含めて3人の取り合わせで2度と聴けません。
オミクロンなんか屁の河童。
当日券ありますし、後悔しないように!!  人生長くて百年!!

ここに記しおきます。///////////////////////////////////////////////////

と‥‥おとといの夜中に書いておいて正しかった・・・・。

日記のようにこのブログを書くことで若い時、次々と忘れ去るものだったコンサート
が、少しは積み重なるものになっていたのに気づいている。今午後2時、やっと
ベッドから起きだせた。ヘトヘト。読響の狂熱的な前進性に助けられ30年前の
ロンドン、シカゴで一世風靡した「マーラー指揮者」に恥じない演奏で終えたと思う。

宮里君は文字通り旬のテノール。ただ良い声があるだけでない。
それぞれの楽章、酒の喜び、ドローンで見るような美しい景色、厭世的な皮肉を
歌い分けた。舞台で自然に命かけて楽しむことができる真の音楽家になった。
池田香織さん、文字通り熟れた柿のよう、秋の憂いや、美しさを目出る歌、永遠を
歌うアルト声は終楽章に感動をもたらしてくれた。今後、健康を保たれるよう、祈る。

金子金子のオーボエクラリネットの妙技、日橋さんの音楽性あるホルン、やっと彼ら
しい居場所と思えるフルートのフリストの東洋風?笛、温かく長原にサポートされて
いる若いコンマス林達。心からそこでフル自分は運が良いと感じました。
・・・・やればやるほど近似値が表れるシベリウスの7番の音型に自分でも驚き、
今まで誰もやらなかったこのカップリング・・・・両者、激しく超難曲。
ただでさえ練習時間、ゲネプロとも短いこのオケでのドン・キホーテ的冒険は
・・・・終わった。
頼まれて乗せた藤倉の短い曲...あれよりいい演奏があったら聴かせて欲しいが、
終えても意味不明な曲だ。とはいえ、contemporaryダンスのお客さんであれがとても
好きだったと言ってくれた方がいらしたので救われた。


怖くもない尾身黒?株式市情(字まちがってる?)の中での一期一会。主体性をもって
意を決して聴きに来てくださり、終わらぬ拍手で応えてくださった28日芸劇のお客さん
・・・意外に・・・数も多く、愛も感じられ・・・心から感謝しています。       
これは素直に本当です。


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「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

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