大澤明さんのチェロへ

2025.07.25

大澤明 チェロ協奏曲の夕べ
2025年09月12日(金) 開場 18 : 00 開演 19 : 00
https://www.oek.jp/event/7003-2

【道義より】

大澤君は長くアンサンブル金沢のチェロセクションで活躍していたあり得ない程個性的な
人です。今回9月12日になんと彼は自分のオケを「買って!」長年の夢だったショスタ
コーヴィッチの2番のコンチェルトのソロを弾きます。勿論もう仙人になってしまった
道義は指揮をしないが、応援したく書いています。(指揮は松井慶太さんです)
アンサンブル金沢を買うと言うのは良い自動車が買える値段ですからぜひともコンサート
ホールが出来るだけ共に長年の人生を歩んで来られた金沢のフアンの方たちで一杯に
なって欲しいのです。音楽というのはいろんな面があって、例えば1年前に共演した
ロシアのチェリスト、クニャーゼフのように、圧倒的な存在感と歴史を背負った共感に
ねじ伏せられに行くような演奏内容なら、カーネギーであれ、ベルリンであれウィーンで
あれ人々は大枚をはたいて行くでしょう。

ただし音楽はそのようなところにだけ存在するのではなく、例えば金沢であれば時折、交流
ホールや、文化ホールのような場所で、突然共感に心が震えてしまうことも有るのです。
僕の経験では20年前の森山開次さんと子供たちとの創作モノだったり、岩城賞や新人賞を
もらう前の若い人のピアノソロや歌唱だったり、コントラバスソロだったりチューバソロ
だったりしたものだ。

うちのすっかりガタが来た可愛い奥さんは代々木上原の100席のホールを長年運営して
いて、時にそういう場面に感激の涙をぬぐうことがあると聞かされます。
感激というのはその奏者の人生だったり、望みや歓びが大宇宙の中で人知れず大爆発する
時を天体望遠鏡で夜な夜な探している天文学者のような人によって支えられているのです。

5000円なんか今ニューヨークでは二人分のラーメンの値段です。長年物価が上がら
ないことを良しとしてきた時代に育った我々(井上ジジイは60年代70年代のインフレ、
所得倍増計画、オイルショックなども経験していて、いまの日本ではすべての物価は
安すぎ、所得も低すぎると思う。両方上がれば結果は同じ?いいえ全く違う。景気(持)!
は良い方が良いのだ。人間は明日が今日のままでは希望を失う弱いものなのだ)は少し
固定観念を変えるべき時だ。

皆さま、長年の愛と努力に満ちた人生の果実はあの世に持って行く代わりに
今こそアンサンブル金沢の大澤タコの頭上の金の紙吹雪に!!


降福からの道 欲張り指揮者のエッセイ集
「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

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