ヒロシマ被爆70周年メモリアル 大阪フィル 三原特別演奏会

2015.12.06
三原市芸術文化センター ポポロ ホール
午後 4時開演(午後 3時30分開場)

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佐藤眞 : 大地讃頌
アールトネン : 交響曲第2番「HIROSHIMA」
ブルックナー : 交響曲第4番「ロマンティック」

大阪フィルハーモニー交響楽団

チケット: S席6,500円(ポポロクラブ会員 6,000円)A席4,500円(高校生以下 2,000円) B席 3,000円

【道義より】

昨夜、名曲ブルックナー4番とのカップリングで演奏したアルトネンだが、ポポロ劇場ではどうもこちらがメインプログラムの様子!明らかに兵庫より小さめで音が楽に表現できる、中型のこの品の良い作りのホールで大フィルは愛をこめて「広島」の本質を描き切ったと思う。それは、完全でないものにも愛を持って対すれば、そこに他に代わることの出来ない何かを打ち立てられるという人生のいくつかの場で経験する確信に似ていた。
確かに名曲というのは、めったぎりな演奏でも人に何かをもたらす強さを持っているかもしれない。
でもこの作品も作った人間が何かに突き動かされて書いたのは確かだ。非常に不安定な音型、調性の持つ古典的な方向性を無視したハーモニー、単純すぎる「極東の国日本」(5音音階とか五七五とかの表現音型などが散見されるが、これを突然の集熱地獄で傷ついた人間の寄る辺のない苦しみととらえたって間違えではなかろうと思って演奏した。楽員のパート譜からから見ると文字通り「ここは何処?何が起こっているんだ!」という場所ばかり多いわけだから。
この日は家族連れの温かいお客さんたちの醸し出す雰囲気の中、大フィルは後半のブルックナーは大船に乗ったように演奏したようだ。
そんな音楽会の幕を開けてくれたおばちゃまおじさまコーラスの「大地礼賛」、ありがとう。俺は思うように声が出なくってコーラスの練習はもう出来そうもないな。


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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

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ショスタコーヴィチ:交響曲 第7番 「レニングラード」

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