ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2016 自然と音楽 ナチュール【K313】

2016.05.05
石川県 : 石川県立音楽堂 コンサートホール
午後 4時開演

16:00~16:45

ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

オーケストラ・アンサンブル金沢

チケット: S:2,500円/ A:2,000円 3才~
演奏会お問い合わせ先: ラ・フォル・ジュルネ金沢チケットボックス 076-232-8118

【道義より】

音楽祭の中心にある作品かな?ベートーベンの名曲を、そろそろ10年の関係になるOEKと心に残る演奏が出来ました。
演奏「幻の名演奏」かな?すべての演奏は幻のごとく人々との間に霧散していく。
ベルリンでやろうと、ボロネージであろうと、世界同時中継されようと、録音録画されようと、「その時」は霧散する。
あの田園を定期演奏会でない、田園を初めて聞くことが多い立ち見の方がいっぱいの御客さんの前で
やれたのはラフォルジュルネの真骨頂。
また、4日には、旧友の新日本フィルとの武満のグリーン(ノヴェンンバーステップス2番)は没後20年の敬愛した
武満さんへの愛の花束、そして聞いた人は「グリーンっていい曲なんですねえ~~」と言ってくれた事が本当にうれしい、
僕はノヴェンバーーステップス1番より、真に素晴らしい武満の作品だと若い頃から信じている。
彼の2重性というか、明治維新後の日本人の中にある、日本伝統音楽への負のコンプレックシティーが、
NYからの多重協奏曲委嘱作品を書いていた時に、逆にグリーンという素直に美しい作品となって
クリスタルのように昇華されているのが涙だ。
グランドキャニオン!!良い曲さ。ベートーベンの田園の正直なアメリカ版かな?グリーンは日本版?
そんなプログラムでしたが何となく歌われてハヤリの木星が入っている惑星の方にお客さんが流れるのは無理からぬ悲しさ。
ははは。どちらも2日目だった石川音楽堂ではホールの響きに助けられた面もありますが、
フォーラムCでも縦横に音楽の飛翔を楽員が試みようとしていたと感じました。新日は今、過渡期で踏ん張りどころ。
そういう意味ではアンサンブル金沢も事務局も含め(指揮者なんか2年も前に死にかけたやつだぜ!)世代交代の
時期が近づいてきている。

ブジョンという聞いたこともない町のオーケストラ(韓国)が来て巨人を演奏した。井上の世代にはオッドロキの演奏で、
弦楽器は女ばかり(2人かな男は?)で、全体もそこいらの外国オケや、日本のオケを蹴落とすエネルギー
に満ちていた。(エネルギーと音の色気ではベネズエラには負けるけれど・・・それは東洋と南米の違いで、
あまりムンムンしているのは閉口するからなあ)
なんだかんだ言っても男は女に勝てないのかと何だか変な不安を覚える始末。オーケストラは男の職業と思って
始めた僕の原点は完全に妄想だったのかなと思わせた。
しかし、今回足を棒にして出来るだけの演奏を聴きましたが中島彰子と渡辺旬之助のピエロルネールは
センスが素晴らしかった。こういうものこそ金沢でどんどん作るべきだ。
自分の持つ個性に正直に対面したときに芸術が生まれる。

子供たちにチャンスを作ることも大事だが。


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