やっと書けるところまでになった。まるで1月のオペラの夜のデジャブ!
(音楽の事だけ読みたい方は下へジャンプよろしく)
京都では、本番2日前に早朝30年来の持病尿路結石の痛みで突然起こされた。
慣れているのでなにも恐れないし対処法もあるが痛みと不快さは同じ。
20日に無事振り終えたが、帰宅して半日経ってかねてから予約してあった、
大病院の泌尿器科に行く頃には座っているのも不快な状態、早速、石が膀胱に一つ
尿管に一つあるので、膀胱のは直ぐに取り出し、尿管のは腎臓に悪さをしていて
いるからステントを入れて流れを良くしましょう、とのことで即入院、即施術。
今2日目。昨日は術後の結果20回も30回も、夜まで尿意が10分ごとにあり、血尿
だし逆流するから、腎臓が痛く、喚くわ、叫ぶわ、汗が出るわの半日。このままじゃあ
寝られないから何とかしやがれ!と中から目線でお願いしたら全員女性の夜勤の医師と
看護人が3~4人、マエストロの、前ストローにカテーテルをぶち込んでくれたのだが
・・・一回はその先端が施術で出来た凝固血液で流れださず、お布団土砂降りの結果。
2本目でやっと開通、朝までSleeping biauty and beastの夢状態,助かった。
今は数値も落ち着いてきているが積年の前立腺肥大の影響で、ササっとは治らない。
それでも明日か明後日には退院ですがもう2度とやりたくない経験です。
さて今日今日のコンサートは、僕が監督常任だった頃のノスタルジーもあり、またこのオケ
の個性はきっとそういう所にあるはずだと思いフランスものと武満。勿論、武満や大変
難しいボカリーズ技術が必要な女声合唱が入る「夜想曲」(←世界的あまり良い演奏がない)
2曲は頑張らねばと思っていたが、、、練習1日目で俺は目論見が完全に外れたのだった。
海もダフニスもほとんどやっていないとのこと・・・・関西日仏学館とのコラボレーション
が続いるだろうとは浦島太郎の思い込みだったし、なんだか楽譜とか細部の意味付けに何と
なく、楽しく自由な楽員たち。30年前は待遇もかなり良い方だったが、そのまんまな
練習場とホールとか事務局の関係とかを感じながら、それでも前日のホール練習
では合唱や武満の地平線の舞台セッティングを試行錯誤(今回、設計した、故磯崎新さんの
夢はかなえられたはず)からは全員激しく高み目指してボンヤリ指揮者を鼓舞してくれた。
ステマネは、気が合う日高君だがとっても汗かかせたと思う。
ぜひ舞台写真を見ていただきたい。
女声合唱は福島章恭という不思議系実力者とのぶつかり合いを交えながら、美しい衣装と
照明に助けられ、頑張りました。お客さんはいっぱいでした。コロナは終わりました。
僕のノスタルジックコンサートももう少しで終わります。そう「ラメール」は
ミラノスカラ座ギドカンテルリコンクールで優勝し、キャリアを始められることになった
時の曲目です。50年前。
